男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は8日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク34位の
M・ベレッティーニ(イタリア)が第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を2-6, 6-3, 7-5の逆転で破り、2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。ベレッティーニは試合後「自分の姿勢とストロークへの信念を変えた」と明かした。
>>アルカラス、ジョコビッチら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<28歳のベレッティーニが同大会に出場するのは3年連続5度目。最高成績は2023年のベスト16となっている。今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク70位の
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)を下し2回戦に駒を進めた。
27歳で世界ランク2位のズベレフとの顔合わせとなった2回戦の第1セット、ベレッティーニは2度のブレークを奪われ先行される。
しかし、第2セットではファーストサービス時に93パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第6ゲームでブレークを果たし1セットオールに追いつく。
そしてファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第11ゲームでベレッティーニは48本に及んだラリー戦でポイントを獲得しブレークポイントを握ると、最後もストローク戦で優位に立ち2度目のブレークに成功。ベレッティーニは直後の第12ゲームをキープし、2時間28分で16強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のベレッティーニのコメントを掲載している。
「(これまで2勝4敗と負け越していたズベレフに対し)ゲームプランは同じだったが、自分の姿勢とストロークへの信念を変えた」
「フォアハンドとサーブが以前のように打てず、状況に適応して調整する必要があった。サーシャ(ズベレフ)のプレーは信じられないほど素晴らしかったから、簡単ではなかった。そこで、もっとアグレッシブにプレーし、もしこの試合に負けるなら、正しいプレーをしようと自分に言い聞かせた。そして幸運にもそれが功を奏した」
勝利したベレッティーニは3回戦で第13シードの
L・ムセッティ(イタリア)と世界ランク28位の
J・レヘチカ(チェコ)の勝者と対戦する。
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