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西岡良仁 国内選手に提言「成長しない」

西岡良仁
西岡良仁
画像提供: tennis365.net
男子テニスで世界ランク69位の西岡良仁は22日に取材に応じ、日本国内のテニス選手に対し意見を述べた。

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西岡はこの日、第1シードとして臨んだ湘南美容クリニック Presents「SBC ドリームテニスツアー ファイナル」(東京/有明、室内ハード)の決勝トーナメントに出場。準々決勝では松田康希を下し4強入りしたものの、準決勝で第4シードの綿貫陽介に1-4, 3-4 (5-7)で敗れ決勝進出とはならなかった。

3位決定戦は左脚の付け根の痛みで棄権。大きな怪我ではなく、来シーズンに向けて大事を取ったと説明した。

その後、会場内で取材に応じた西岡。今回の大会では、普段ツアー大会を中心にプレーしているため、あまり見る機会のない多くの国内の選手を実際に間近で見た。

現在世界ランキングで日本勢トップとなる69位で、自己最高では24位を記録し、ツアー優勝も3度経験している日本のトップ選手としての視点で、国内の選手について感じることを率直に語った。

「(試合の)フォーマットにもよると思いますけど、めっちゃいいって思う選手はあまりいなかったです。(綿貫)陽介とかは(ツアーに)出てるからそこは置いておいて、飛び抜けて来れそうな子はあまりいないなっていうのが実感です」

「テニスを見てて、球の威力だったり、コントロールだったり、ゲームの仕方だったりとか、色々見ててあまり面白い子は正直いなかったです」

西岡は国内の選手と世界で活躍している選手との差についても言及した。

「基本的に同じようなレベル感で練習を毎日やってしまっているので、成長があまりないんじゃないかなと思っています。なので環境を変えようとしたりとか、なんとかそこから這い上がろうという気持ちがない限りは、上に来ることは多分ないです」

「なので(その部分が)変わる子がいれば、もしかしたら上に来るかもしれませんが、現状を見ていると、みんなある程度のところで練習をして、ある程度の感覚で練習を続けて、下手じゃないけど強くないという感じです。成長しないので多分3年後も同じようなテニスをしてる子がほとんどだと思います」

「僕らみたいにある程度上を目指して行こうとして、ある程度強い人たちとテニスをする機会があってってなってくると、何が足りないかちゃんとわかってくるので成長がありますけど、練習で基本的に同じようなグループでやり続けている以上、そこから上は多分見込めないと思います」

では、どのように活動していくべきなのか、西岡は具体的に意見を述べた。

「僕はある程度ランキングが上がったら、早くチャレンジャー(ATPチャレンジャー)にトライするべきだと思います。チャレンジャーに出れるんだったら、予選からチャレンジャーに出た方がいいです」

「もちろん海外が理想ですけど、お金がないというのであれば、ランキングは日本で上げてトライするのは海外でというのも全然いいと思います。正直、何を目的でその(ランキング)ポイントが欲しいのかだと思います」

「500位をキープしたいからフューチャーズに出たいのか、グランドスラム予選を目指したいからチャレンジャーに出るためにフューチャーズに出てるのか、何が目的でその大会を選んでるのかというところが超大事で、なんとなくフューチャーズ回って、なんとなくランキングが上がって、なんとなくフューチャーズ継続してみたいなのでは、何の目的でフューチャーズ勝ちに行ったのかが分からないわけじゃないですか」

「アメリカやヨーロッパに比べるとポイントが取りやすくて、あまりレベルが高くないと言われる日本を選んでいる理由は何なのかというところが明確な子があまりいません。日本だから単純に出てて、というのでもいいですけど、じゃあそのポイントを取ってどうしたいの?というところが大事です」

「だから多分300位とか400位台になっても、なんとなくフューチャーズに出る、なんとなく近いから出る、なんとなく日本で大会があるからチャレンジャーも日本でいいやみたいになって、そうなってくると目的がわからないので、伸びていく子がいないんだと思います」

さらに続けてお金の使い方についても持論を述べた西岡。家族がいると話は変わるが、年齢的にも若くこれから上を目指していくという選手であればと前置きしこう述べた。

「貯金はせずに全部使っていいと思います。若い時期に1人で遠征回るのはもったいないので、トレーナーやコーチを帯同させて、ちゃんとお金をそこに投資するというのをマインドを持てるかだと思います」

「貯めるぐらいだったらどんどん投資していって、それが化ける可能性にかけた方が、テニス選手を選んだのであれば正しいと思います」

厳しくも聞こえるこの西岡の提言。もちろん個人の1つの意見ではあるが、トップ選手としての景色を見てきた西岡だからこその意見でもある。


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