男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は10日に自身のSNSを更新し、今年11月19日に開幕する国別対抗戦 デビスカップファイナルズ ファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)をもって現役を引退すると発表した。この発表を受け長年ナダルのライバルとして争ってきた
N・ジョコビッチ(セルビア)がメッセージを投稿した。
>>【動画】ナダルの引退報告「終止符を打つ」<<ツアー通算92個のタイトルを持つ38歳のナダルは四大大会の1つである全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で14度の優勝を誇るなど、「赤土の王者」として世界ランク1位に君臨。四大大会では通算22勝をあげている。
今季は引退を示唆しつつも明言を避けてきたナダルだが、今回正式に11月のデビスカップでの現役引退を表明した。
この発表を受け、ナダルとともにテニス界を牽引し、37歳で現在も世界ランク4位として活躍しているジョコビッチは自身のインスタグラムにナダルとの写真を投稿し、メッセージを綴った。
「ラファ、1つの投稿ではあなたと、そしてあなたが僕たちのスポーツのために成し遂げたことに対する僕の尊敬の念を表現するのに十分ではない。あなたは何百万人もの子供たちにテニスを始めるきっかけを与えた。それはおそらく誰もが望む最高の功績だと思う。あなたの粘り強さ、献身、闘志は何十年も伝えられ続けるでしょう。あなたの功績は永遠に生き続けるだろう。テニスとスポーツ全般の象徴になるためにあなたが何に耐えなければならなかったかは、あなただけが知っている。選手として僕に最も影響を与えたライバル関係で何度も僕を限界まで追い込んでくれてありがとう」
「スペイン代表としてのあなたの情熱は常に素晴らしいものだった。デビスカップのスペインチームとともにマラガで最高の別れができることを祈っている。あなたの輝かしいキャリアに敬意を表すために、僕も直接そこに行くつもりだ」
ナダルとジョコビッチは通算60度対戦しており、ナダルから29勝31敗となっている。
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