男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は日本時間17日(現地16日)、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場する元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が同じくワイルドカードで出場した世界ランク461位の
L・ボルグ(スウェーデン)を6-3, 6-4のストレートで破り、初戦突破を果たした。試合後にナダルは「僕にとって、このスポーツの歴史上最も偉大なレジェンドの息子と対戦できたことは、とても光栄なことだよ」と語っている。
>>【動画】ナダルがボルグ息子を撃破、勝利決めた瞬間<<>>ナダルらノルデアOP組合せ<<38歳のナダルは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)出場後はウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む芝シーズンをスキップ。今月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に向け調整し続けており、今回のノルデア・オープンはオリンピック前の前哨戦となる。
一方、21歳のレオ・ボルグは、元世界ランク1位ですでに現役を退いている
B・ボルグ(スウェーデン)の息子。現在はチャレンジャー大会を中心に出場中で、今季はM15キングストン(ジャマイカ/キングストン、ハード、ITF)でタイトルを獲得している。
1回戦の第1セット、ナダルは13本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに81パーセントの確率でポイントを獲得。1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第4ゲームでブレークに成功し先行する。
続く第2セット、勢いに乗るナダルは第1ゲームでいきなりブレークに成功。自身のサービスゲームでは試合を通して1度もブレークポイントを与えず、1時間25分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはナダルのコメントが掲載されている。
「僕にとって、このスポーツの歴史上最も偉大なレジェンドの息子と対戦できたことはとても光栄なことだよ。彼(ボルグ)は素晴らしいプレーをしたと思う。彼の成功を祈っているよ」
「満員の観客の前でプレーすることは、僕にとって大きな意味があるんだ。毎日練習を続けるエネルギーが湧いてくる。苦しいときでも、チームの助けで頑張ることができた。彼らは僕に素晴らしいエネルギーを与えてくれるんだ」
勝利したナダルは2回戦で第5シードの
C・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは1回戦で世界ランク102位の
J・コバリク(スロバキア)を7-6 (7-4), 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
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