テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は22日に男子シングルス予選2回戦が行われ、引退を表明している予選第29シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)は世界ランク187位の
Q・アリス(フランス)に6-4, 4-6, 6-7 (7-10)の3時間超えの死闘の末に逆転で敗れ予選敗退となり、最後の全仏オープンで本戦入りとはならなかった。試合後には「ここでのことは一生忘れないだろう」と語りコートをあとにした。
>>望月vsバグニス 1ポイント速報<<>>内島vsシェルバン 1ポイント速報<<>>齋藤vsチリッチ バガリッチ 1ポイント速報<<3試合に勝利すれば26日に開幕する本戦への出場権が手に入るこの予選。
31歳で現在世界ランク141位のシュワルツマンはこれまでシングルスツアー4勝をあげ、2020年10月には世界ランク8位を記録。全仏オープンでは2020年に4強入りを果たしている。
そのシュワルツマンは今月5日に自身のSNSで2025年のアルゼンチンでの大会を最後に現役生活に終止符を打つと表明した。
今回が最後の全仏オープンとなるシュワルツマンは予選から出場。予選1回戦では世界ランク212位のL・ノイマイヤー(オーストリア)を下し予選2回戦に駒を進めた。
予選2回戦の第1セット、シュワルツマンは15本のウィナーを決めるなどし相手のブレークを1度に抑えると、自身はこれを上回る2度のブレークを果たし先行する。
しかし、続く第2セットは両者キープを続け迎えた終盤の第10ゲームでシュワルツマンがブレークを奪われ1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い10ポイントマッチのタイブレークに突入。タイブレークでシュワルツマンは2度のミニブレークを奪ったものの、自身は3度のミニブレークを許し、3時間5分の死闘の末に力尽きた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシュワルツマンの試合後のコメントが掲載されている。
「ここでの最後の試合は、僕のキャリア全体を通してのプレーを表しているね。僕にとってローラン・ギャロスは特別な場所なんだ。フランス人選手と対戦するのは簡単なことじゃないけど、まるでホームにいるような気分だった。でも、ここでのことは一生忘れないだろう」
勝利したアリスは予選決勝で世界ランク241位のF・ミソリッチ(オーストリア)と対戦する。ミソリッチは予選2回戦で158位のU・ブランシェ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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