男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク69位の
A・ブキッチ(オーストラリア)を6-2,5-7,6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たすとともに3回戦進出を決めた。試合後、ジョコビッチは「対戦するのがとても難しかった」と明かした。
>>ジョコビッチ、アルカラスらBNPパリバOP組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<36歳のジョコビッチは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に昨年王者として出場。同大会でのマッチ連勝記録を33に伸ばし4強入りするも準決勝で第4シードの
J・シナー(イタリア)に敗れた。
そのジョコビッチは今季2大会目としてBNPパリバ・オープンに参戦。同大会への出場は2019年以来5年ぶり15度目であり、最後の出場となった2019年は3回戦で敗れたものの2014年~2016年からの3連覇を含む5度の優勝を経験している。
シード勢は1回戦免除のため初戦となった2回戦、ジョコビッチは約1ヵ月半ぶりの公式戦となったが第1セットは2度のブレークに成功し、ブキッチに反撃を許すことなく先行する。
第2セットは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの確率でポイントを獲得したジョコビッチだったが、セカンドサービス時はわずか36パーセントの確率でしかポイントを奪えず、ブキッチに2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。
それでもファイナルセット、第5ゲームでブレークしリードを奪ったジョコビッチはゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームのリターンゲームでは2本目のマッチポイントを決め切り、2時間10分で勝利した。
大会の公式サイトは5年ぶりの出場となったジョコビッチのコメントを掲載し「テニス選手にとって5年というのは非常に長い時間だよ(笑)。選手としてこの大会に参加できるのは素晴らしいこと。素晴らしいコミュニティ、文化、そしてスポーツとテニスに対する愛情をここで感じることができる」と語った。
「全豪オープン以来、5週間以上ぶりの公式戦だった。最初は緊張したけど第1セットは良いプレーができたと思う。本当に誰が勝ってもおかしくない試合だった。彼は大事な場面でステップアップしてきた。特に第3セットでは何が起こってもおかしくなかった。でも最後の2、3ゲームでギアを上げることができたから、今日の試合の終わり方にはとても満足しているよ」
「彼(ブキッチ)はコートを出るときに受ける拍手すべてに値した。彼は信じられないようなプレーをしたよ。今日の彼のサーブとフォアハンドは僕を苦しめたと思うし、どんなチャンスでも潰していた。対戦するのがとても難しかったよ」
勝利したジョコビッチは3回戦では世界ランク123位の
L・ナルディ(イタリア)と対戦する。ナルディは2回戦で同50位の
ジャン・ジジェン(中国)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)、第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第14シードの
U・アンベール(フランス)、第19シードの
S・バエス(アルゼンチン)、第21シードの
A・マナリノ(フランス)、第26シードの
L・ムセッティ(イタリア)、第28シードの
C・ノリー(イギリス)、第29シードの
S・コルダ(アメリカ)らが3回戦へ駒を進めた。
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