男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク69位の
A・ブキッチ(オーストラリア)を6-2,5-7,6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たすとともに3回戦進出を決めた。
>>ジョコビッチらBNPパリバOP組合せ<<>>大坂 なおみ、シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<36歳のジョコビッチは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に昨年王者として出場。同大会でのマッチ連勝記録を33に伸ばし4強入りするも準決勝で第4シードの
J・シナー(イタリア)に敗れた。
そのジョコビッチが今季2大会目として、BNPパリバ・オープンに出場となった。シード勢は1回戦免除のためジョコビッチはこの日が初戦。約1ヵ月半ぶりとなる公式戦で注目が集まるなか、第1セットは2度のブレークに成功し、ブキッチに反撃を許すことなく先行する。
第2セットは7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに84パーセントの確率でポイントを獲得したジョコビッチだったが、セカンドサービス時はわずか36パーセントの確率でしかポイントを奪えず、ブキッチに2度のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれた。
それでもジョコビッチはファイナルセット、第5ゲームでブレークしリードを奪うと、ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームのリターンゲームでは2度目のマッチポイントを決め切り勝利。2時間10分で振り切り、2016年以来8年ぶり6度目の大会制覇に向けスタートした。
3回戦では世界ランク123位の
L・ナルディ(イタリア)と対戦する。ナルディは2回戦で同50位の
ジャン・ジジェン(中国)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第7シードの
H・ルーネ(デンマーク)や第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)、第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第14シードの
U・アンベール(フランス)、第19シードの
S・バエス(アルゼンチン)、第21シードの
A・マナリノ(フランス)、第26シードの
L・ムセッティ(イタリア)、第28シードの
C・ノリー(イギリス)、第29シードの
S・コルダ(アメリカ)らが3回戦へ駒を進めた。
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