男子テニスの12日付ATP世界ランキングが更新され、前週のチェンナイ・オープン(インド/チェンナイ、ハード、ATPチャレンジャー)で優勝を果たした
S・ナガル(インド)が23上げ98位に浮上。自己最高を更新した。
>>ダニエル 太郎らデルレイビーチOP組合せ<<>>大坂 なおみら出場カタールOP組合せ<<26歳のナガルは2021年に股関節の手術を敢行し2022年シーズンに復帰。しかし、長期離脱した影響もあり、筋肉系の負傷も発生した。同年10月には世界ランク638位にまで降下するなど、一時はモチベーションを失っていたという。しかし、そこから這い上がったナガルはアジアのチャレンジャー大会を中心にポイントを稼ぎ四大大会の予選に出場できるランクまで上昇。
今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では予選3試合を勝ち抜き本戦入りすると、1回戦で第27シードの
A・ブブリク(カザフスタン)を下しアップセットを演じた。
チェンナイ・オープンを制し世界ランクトップ100デビューを確定させた日、ナガルはATPのインタビューに応じている。
「僕にとって最も感動的な日だ。子どもの頃は、誰もがトップ100プレーヤーになりたいと思っている。誰もが2桁のランキングを持つことを夢見るんだ。インドの観衆の前でこんなことができるなんて、これ以上ふさわしい場所はないと思うよ」
わずか1年6ヵ月前は世界ランク638位に位置していたことについては「テニスを楽しめず、モチベーションも見いだせない、とても暗い状態だったね。いつも自問自答していた。7、8ヵ月プレーしなかったのに、また4週間プレーして、また6週間休んでいる。他に何をすればいいんだろう?と自問自答を始めたんだ。これを解消するためには何をすればいいんだろう?って。答えが見つからなかったよ」と振り返った。
「ここまでやってこれたのは、まず1つに忍耐強くあること。そして2つ目は、周りに良い人がいること、だ。もし自分がつらい時期を経験し、もがいているなら、良い人たちが必ずサポートしてくれるから。僕にとっては、チームや友人、家族がいたんだ。だから僕はとてもシンプルであろうとした。数ヵ月後、自分のリズムを見つけ始め、良い状態になる。そこからより懸命に努力すればするほど良くなっていくものさ」
また、今後の目標については「次はトップ100にとどまることだね(笑)」とコメント。
「インドであと2回チャレンジャーに出場する。それに集中して、できるだけいい試合をしたい。そして、シーズンを通して、体調を維持すること、それが最大の鍵になるだろう。今年はオリンピックイヤーだ。僕にとっても、僕の国にとっても、とてもとても大きなことだから、ぜひその一員になりたいし、国を代表して、それからどうなるか見てみたいね」
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