テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日に女子シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク122位の
本玉真唯は第9シードで同10位の
B・クレチコバ(チェコ)に6-2,4-6,3-6の逆転で敗れ初戦敗退となった。トップ10選手からの金星とはならなかったものの、本玉は試合後「自信になった」と語った。
>>大坂 なおみvsガルシア 1ポイント速報<<>>西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介、望月 慎太郎ら全豪オープン組合せ<<>>大坂 なおみら全豪オープン組合せ<<24歳の本玉は全豪オープンに過去2度出場。しかし、初出場となった2022年大会では予選決勝で、昨年大会では予選2回戦で敗れており、本戦に出場するのは今大会が初となる。
1回戦の第1セット、本玉は序盤から攻撃的なテニスを展開し積極的なネットプレーを仕掛けると、第5ゲームで先にブレークに成功。その後もフォアハンドのダウンザラインを決めるなど2021年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)シングルスの女王であるクレチコバの反撃を許さず第7ゲームでもブレーク。中盤5ゲームを連取し第1セットを先取した。
第2セット、流れを変えたいクレチコバに対し、勢いを持って勝負を決めたい本玉はドロップショットを決め第1ゲームでいきなりブレークを奪う。第2ゲームでは0-40とピンチを招くと最後はクレチコバにリターンエースを決められブレークバックされるも、直後の第3ゲームで再びブレークに成功しリードする。その後も一進一退の攻防が続き第6ゲームで再び追いつかれる展開に。
第7・第8ゲームもそれぞれブレークを奪い合った両者だが、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームで5度のデュースの末にこのセット4度目のブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれた。
ファイナルセット、第1ゲームで本玉はブレークチャンスを掴むと、最後はネットに詰めドライブボレー。これを返したクレチコバだったがネットにかかりいきなりブレークに成功する。第2ゲームでブレークバックされたあとは互いにブレークが生まれず終盤へ入ると、第8ゲームで2度目のブレークを許し万事休す。3-5となった第9ゲームでブレークを返すことができず、2時間30分で力尽きた。
本玉は敗れたものの、試合後の会見で「自信になった」と語った。
「流れは意外と行ったり来たりで最後までわからなかったです。全体的な流れは私に来てたと思うんですけど、やっぱり要所要所でしっかり取り切るのが相手の方が上だったかなと思いました」
「今日の試合は悔しいんですけど、本当に悔いがなく、全て自分の選択したショットに間違いはないと思っています。決めきれなかったことだったり、欲しいときに先にストレートに早く打ちすぎてしまったりっていうのはあったんですけど、今日の試合はすごい良かったかなって思っています」
「今日の試合で私はやれると思ったので、こういう試合を毎回毎回やり続けていれば自分にも道が開けてくると思います」
「勝ちをもぎ取れなかったっていうのは(相手と)差があるのかもしれないですけど、私のプレーはこれでいいんだっていう、すごい自信になりましたし、絶対いけると思ってます」
「モチベーションもすごい上がりましたし、こうやってトップの選手とやることで、自分に必要なもの、今通用してるものっていうのを再確認できてるので、そこをまた変えて、積み上げて、また試合に臨みたいです」
本玉は確かな手応えを得て、次の戦いに向かう。
一方、勝利したクレチコバは2回戦で、世界ランク81位の
T・コルパッチ(ドイツ)と同102位の
J・バレージ(イギリス)のどちらかと対戦する。
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