男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は16日、シングルスグリーングループの全日程が終了。第4シードの
J・シナー(イタリア)が1位で、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が2位で決勝トーナメント進出を果たした。
>>望月 慎太郎vs島袋 将 準々決勝 1ポイント速報<<>>ジョコ、アルカラスら最終戦の組合せ<<Nitto ATPファイナルズはシーズンの獲得ポイント上位8選手のみが出場できる大会で、1970年に東京で前身となるペプシ・グランプリ・マスターズ(東京体育館)が開催。以降は世界中で毎年持ち回りで開催されていたが、2009年から2020年まではロンドンのO2アリーナで、2021年以降はトリノのパラ・アルピツアーで熱戦が繰り広げられている。
8選手が4人ずつ2グループに分かれてラウンドロビン方式で争われる同大会。勝ち上がりによってはラウンドロビンで1度敗れた選手も優勝の可能性もあるほか、ラウンドロビンで戦ったカードが決勝で対戦することもあり、普段のツアー大会とは異なったレギュレーションとなる。
第2戦終了時点でシナーが2勝0敗、ジョコビッチが1勝1敗、第8シードの
H・ルーネ(デンマーク)が1勝1敗。シナーが頭1つ抜けた状態で第3戦を迎えた。
16日のシングルス第3戦、先にジョコビッチが登場し
H・フルカチュ(ポーランド)と顔を合わせた。本来、第3戦でジョコビッチは第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦予定であったものの、第2戦で大会を棄権したため代替選手との対戦となった。
この試合、苦戦を強いられたジョコビッチだがフルカチュに対し7-6 (7-1), 4-6, 6-1のフルセットで勝利。予選ラウンドロビン2勝1敗とし、勝ち抜けはシナーvsルーネの試合に委ねられることとなった。
そして、もう1つのシングルス第3戦、シナーはジョコビッチがセットを落としたことから決勝トーナメント進出を決めた状態でルーネとの一戦に臨んだ。この日、開始から4ゲームを連取したシナーは幸先よく第1セットを先取。腰を痛め第2セットは本来のプレーができず落としたものの、ファイナルセットを激闘の末にものにし、こちらもフルセットで勝利を挙げた。スコアは6-2, 5-7, 6-4。
これによりこのグループはシナーとジョコビッチが4強入りすることが決定。シナーはイタリア人選手として初、ジョコビッチは4年連続12度目となった。
<Nitto ATPファイナルズの組合せ>
【グリーングループ】
1位 J・シナー:3勝0敗2位 N・ジョコビッチ:2勝1敗3位 H・ルーネ:1勝2敗
4位 H・フルカチュ 0勝1敗
5位 S・チチパス:0勝2敗
【レッドグループ】
D・メドベージェフ:2勝0敗A・ズベレフ(ドイツ):1勝1敗
C・アルカラス(スペイン):1勝1敗
A・ルブレフ:0勝2敗
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