12日に開幕する男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)は10日に大会前の会見が行われ、世界ランク1位で第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が意気込みを語った。
>>ダニエル 太郎 準々決勝 1ポイント速報<<>>ダニエル 太郎ら松山CH組合せ<<同大会は、年間の獲得ポイント上位8選手が出場するシーズン最後の大会。4名ずつに分かれ予選ラウンドロビンを戦い、各グループの上位2名が準決勝に駒を進める。
今大会の出場選手はジョコビッチ、
C・アルカラス(スペイン)、
D・メドベージェフ、
J・シナー(イタリア)、
A・ルブレフ、
S・チチパス(ギリシャ)、
A・ズベレフ(ドイツ)、
H・ルーネ(デンマーク)の8名。
ジョコビッチは同大会を2008年、2012~2015年、2022年の6度制覇しており、今大会で7度目の優勝を果たすと
R・フェデラー(スイス)を抜き同大会の優勝回数で単独1位となる。
また、今大会でジョコビッチが1勝を挙げる、もしくはアルカラスが1敗をした時点で、ジョコビッチが自身の記録を更新する史上最多8度目の年間世界ランク1位となることが決まる。
男子プロテニス協会のATPは大会前のジョコビッチのコメントを掲載した。
「僕にとって今の最大の目標は世界ランキング1位でシーズンを終えること。1勝が必要だから、そうなればいいね。そしてもちろん、トーナメントでも優勝したい。でもそれは目標で、この後に何が起こるか見てみよう」
ジョコビッチは初戦でルーネと顔を合わせる。
「ホルガー(ルーネ)はNitto ATPファイナルズ初出場だ。アルカラスと同世代で、ネクストジェネレーションのリーダーの1人であり、おそらく今後10年間のテニスを担う選手の1人だろう」
「僕たちは今後、彼の活躍をたくさん目にすることになるだろう。彼はボリス・ベッカーという伝説的なプレーヤーをコーチに迎え、自分自身にも磨きをかけている。対戦するたびに接戦になっているから、今回も期待したいね」
「(去年ここで優勝した時は)満点だった。ほとんどの試合、5試合中4試合はストレート勝ちだった。トリノに来るのは3回目だけど、標高が300メートル近くあると思う。ボールがよく飛ぶし、コンディションも違う。だから本当に適応するには何日かかかる。でも素晴らしいよ。素敵なアリーナで、またこのイベントに参加できてうれしいし、観客も多い」
「イタリアでは人々はテニスやスポーツ全般にとても情熱的で、ローマ国際や、ここトリノでは伝統のNitto ATPファイナルズが開催されている。素晴らしいことだよ。本当に楽しみだし、プレーすることにわくわくしているよ」
「競争も大好きだし、このスポーツも大好きだ。これは本当に僕の最大のモチベーションなんだ。なぜなら僕はたくさんの記録を作り、たくさんの記録を破った。これは素晴らしいことだよ」
「たとえ今プロテニスを離れて自分がやってきたことを振り返ってみたとしても、すごくすごく満足できるんだ。だから競技を続けなければならないというプレッシャーはないけれど、意欲はあるし、レベルもまだ維持している」
「僕は非常に高いレベルでプレーしている。記録は大きなインスピレーションで、スポーツの歴史であることは間違いない。僕はまだ、自分の歴史とテニスの歴史を作りたいし、自分がどこまで行けるか見てみたい」
「素晴らしいことだ。このイベントに参加できて、改めて光栄に思う。ATPツアーの頂点だからね。グアランドスラム以外では、このスポーツで最も大きな大会だ。そして世界のベスト8の選手たちは1年を通してとてもハードに戦った。この大会の出場権を獲得したすべての選手にとって、これはとても名誉なことなんだ」
「この大会はグループ方式を採用している唯一の大会だ。たとえ1勝2敗でも準決勝に進むことができる。だから試合に負けるというプレッシャーが少しはなくなると思うよ」
「それでもマスターズ1000の決勝に匹敵するクオリティの試合が毎回行われるのだから、毎試合ベストの状態で臨まなければならない」
ジョコビッチは日本時間13日5時(現地12日21時)以降にルーネとの初戦を迎える。
【グリーングループ】
N・ジョコビッチ
J・シナー
S・チチパス
H・ルーネ
【レッドグループ】
C・アルカラス
D・メドベージェフ
A・ルブレフ
A・ズベレフ
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