男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)の会場で22日、同大会でツアー初のベスト4進出を果たした世界ランク215位の
望月慎太郎のトークイベントが開催され、集まったファンに大会期間中の感謝の言葉を語った。
>>望月 慎太郎が4強進出 ジャパンOP組合せ<<20歳の望月は今大会にワイルドカード(主催者推薦)で出場。1回戦で世界ランク31位の
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)をストレートで破りツアー初白星を飾って初戦突破すると2回戦では昨年王者で第1シードである同10位の
T・フリッツ(アメリカ)を0-6, 6-4, 7-6 (7-2)の逆転で撃破。大金星を挙げると勢いそのままに準々決勝で同41位の
A・ポピリン(オーストラリア)をフルセットで下しツアー初のベスト4進出を決めた。
21日の夜に
A・カラツェフとの準決勝に敗れた望月だが、一夜明けた22日に会場に再び姿を見せ、ウエアとシューズの契約を結んでいるアシックスのブースでトークイベントを開催し、駆けつけたファンに応援の感謝を述べた。
「体力的には今日(22日)も試合できたので、勝ってやりたかったですけど、ベストを尽くして負けてしまったのが結果です。次の大会はまだ決まっていないですけど、すごい自信になったことも大きいので、次の試合も頑張ります」
「1回戦を突破することが目標だったので、1回戦勝ったあとは自然と涙も出てきてしまいました、そのあとは勢いに乗って自分のプレーをしようと思っていたので、素晴らしい選手たちに通用して良かったです」
また、今大会最大の番狂わせともいえる2回戦のフリッツ戦を振り返った望月。0-6で落とした第1セットや、その後のカムバックについて改めて語った。
「(フリッツには)勝てないだろうなと(笑)。周りの人全員そう思っていたんじゃないかと思います。自分的には楽しみなところが大きくて、今の自分がどれだけ通用してやり合えるのかが1番気になるところでした。どうして勝ったのかよくわからないですけど、なんとか勝ち切れたのは『自分も成長しているんだな』と感じることができました」
「第1セットを0-6で落としたときは『あーやっぱり無理だな』と(笑)。緊張も本当にしていましたし、思うようにボールも打てなかったので、正直恥ずかしい思いをしていました。見に来てくださっている方々に1時間で終わるのはよくないなと思っていたので、なんとか長くできるだけコートに立ってプレーしようと思っていました」
「いけると思いだしたのは1ゲーム取ったくらいですかね(第2セットの第2ゲームで初めてサービスキープ)。ファーストセットからそれが難しくて取れていなかったので、1ゲーム取れた段階でこのまま何ゲームも取りたいなと欲は出てきていました」
最後に望月は会場で応援していたファン、そしてテレビやネットなどで試合を見ているファンにメッセージを送った。
「今年は残り数大会で、そこをやり切って1週間くらい思い切り休みたいです。まずはできるだけ次の大会に向けて休憩して、今シーズンを良いかたちで終われるようにしたいです。結果はそんなに求めていないので、出た大会、試合に1つ1つ100パーセントでやりたいと思います」
「今大会はポジティブなことしかないと思っているので、この経験をいかして、コート上での気持ちや準備の仕方に使っていけるように自信を持ってやっていきたいです。(会場に集まったファンに向け)これからも応援が必要ですし、自分だけの力だけではトップにいけないと思っています。うまくいかないときもありますけど、期待しすぎずのんびり応援してくれたらうれしいです。ありがとうございました」
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