スポーツ用品メーカーのアシックスジャパン株式会社は今年4月、女子テニスで世界ランク15位の
B・ベンチッチ(スイス)のインタビューを行った。
26歳で元世界ランク4位のベンチッチは今年4月28日、アシックスとアドバイザリースタッフ契約に合意。内容は、シューズやアパレルをはじめとするアシックススポーツ用品の使用、商品に対する開発面でのアドバイス、アシックス製品に関する広告やカタログ、ポスターおよびインターネットなどの電子媒体、SNSによる宣伝、販売促進活動への協力となっている。
2021年の東京オリンピック(日本/東京、ハード)では女子シングルスで金メダル、女子ダブルスで銀メダルを獲得。今シーズンは1月のアデレード・インターナショナル2(オーストラリア/アデレード、ハード、WTA500)と2月のムバダラ・アブダビ・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード、WTA500)で優勝し、4月のクレジット・ワン チャールストン オープン(アメリカ/チャールストン、クレー、WTA500)では準優勝を果たした。しかし、その後は怪我によりツアー離脱した。
アシックスと契約するベリンダ・ベンチッチ[画像提供: アシックス]
【ベンチッチのインタビュー】
Q、今シーズンは、好調な時期だけではなく、怪我で苦しんだ時期もあったかと思います。好調な時期から引きつづき大切にしていきたいことや、反対に改善していきたい点はありますか。「今シーズンはポジティブな瞬間がたくさんあった。今までのキャリアの中で最高のシーズンスタートだったと思う。自分のプレーにとても自信があったし、心身ともに充実していた。ここ数カ月は怪我によりとても苦労したけど、同じレベルの自信といいテニスを続けられると確信している」
Q、どのようにメンタルを維持していますか。また、集中するためのルーティーンなどはありますか。「私は常にやる気と集中力、そして意欲に満ちているけど、時には少し居心地がよくなってしまい、誰かに背中を押してもらわなければならないこともある。私には自分のルーティンがあって、次の大会に備えながら、その大会でプレーしている自分をいつもイメージしている。そうすることで、練習したことを活かしている自分をイメージしやすくなるんだ」
Q、怪我や、勝つことへのプレッシャーなどの苦しい時期をどのような気持ちで乗り越えてきましたか。「困難な瞬間や怪我に直面したときの私の考え方は常にポジティブでいること。簡単なことではないけど、時には物事を前向きに捉える。アスリートが怪我をするのはごく普通のことよ。私は素晴らしいトーナメントをいくつも経験してきましたし、ちょっとした怪我で少し休んだからといってまた上がれないわけではない」
「私は多くのことを経験してきたと思うし、どんなキャリアでも浮き沈みが激しいものだと知っている。それを受け入れ、ただ毎日ベストを尽くすこと。そして、うまくいくことばかりではない、と常に心に留めている。苦しい時期や困難はつきものだけど、その困難と向き合い、もがき戦い、素晴らしい結果を残したときにその経験はとても価値のあるものとなる」
Q、なぜアシックスを履くことを選んだのですか。また、Solution Speedを選んだ理由と、そのシューズが現在のあなたのプレースタイルにどのようにマッチしているのか教えてください。「一目惚れだった。怪我から復帰した際に、“SOLUTION SPEED FF 2”で不安なくプレーすることができた。たまたま運良く履いてみたら、驚くほどフィットした。とてもいいプレーができたし、すべてが快適だった。自分の力を最大限に発揮するためには“SOLUTION SPEED FF 2”は私のプレーにとてもマッチしていると感じている」
Q、ASICSファミリーに加わって3か月がたちました。アシックスとのパートナーシップは、ベストを尽くのにどのように貢献していますか。「アシックス・ファミリーの一員になって3ヶ月が経ちましたが、これ以上うれしいことはない。今、アシックスを毎日履いていることにとても興奮しているし、トレーニングでも自分のパフォーマンスに大いに役立っていると感じている。細かいところまでよく考えられていて、選手たちは皆、それが自分のパフォーマンスに役立っていると感じていると思うわ。特にアシックスは、 全てのアスリートにとって素晴らしい経験になるよう、求めていること以上を提供してくれていると感じている」
Q、もし、今年日本に訪れる機会があったら、日本でしたいことはありますか?また、日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします!「東京オリンピックで優勝した後、日本に戻るのは初めてなので、また日本を訪れるのが待ちきれない。オリンピックはまだコロナウイルスが流行していた期間中だったので、もちろん観客席にファンはいなかったから、今度日本に戻った際にみんなに会うのが待ちきれないわ」
「今は、東京でみんなに会えること、東京を散策できること、そしてアシックス・ファミリーに会えることがとても楽しみ。東京に行けること、そしてアシックスの新しいギアを持って皆さんに会えることをとても楽しみにしているので、ぜひ応援に来てください」
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