テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は5日に男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク162位の
島袋将は第21シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)に1-6, 2-6, 1-6のストレートで完敗し、四大大会初白星とはならなかった。試合の途中には観客が乱入するハプニングも発生した。試合後には「今日は結果としては残念でしたけど、次に繋がる大会だったかなと思います」と語り、自身初の四大大会挑戦を振り返った。
>>【画像】乱入者がコートにパズルばらまく<<>>ダニエル 太郎、綿貫 陽介、ジョコビッチらウィンブルドン組み合わせ<<25歳の島袋は今大会予選から出場。四大大会には初の出場となったが、初挑戦で3試合に勝利して本戦入りの切符を手にした。
元世界ランク3位でウィンブルドンでは2014年に4強入りの経験のあるディミトロフに対し、序盤から圧倒された島袋はゲームカウント1-5とサービング・フォー・ザ・セットを握られた時点で約1時間雨で中断。再開後のゲームをキープされ第1セットを落とした。
第2セット、第1ゲームでブレークを許した島袋だったが、第2ゲーム開始直前に乱入者が。男女2人組の環境保護団体が金色の紙吹雪とジグソーパズルを撒きながらコートに入り、しばらく中断した。さらに、片付けをしている最中にまたも雨が降り出し、再び約1時間弱中断を挟む。試合再開後、島袋は第7ゲームでもブレークを奪われ2セットダウンと追い込まれる。
第3セット、ディミトロフの勢いを止められない島袋は3度のブレークを奪われるなどし、四大大会初の本戦は初戦敗退となった。
試合後の会見で島袋は「雨が降ったり止んだりですごい調整が難しい試合でした。でも、そのなかでも試合は必ずありますし、集中力を切らさないことと良いスタートを切れるようにコーチやトレーナーと話しながら常に時間を過ごしていました」
とコメント。
「(満足度について)実際は40パーセントくらいかなと。本当に特別な緊張感のなか素晴らしい選手との対戦ということで、昨日の夜から楽しみでしたし、いざ試合前になっても色んな緊張感だったり楽しむ気持ちだったり。そのなかで自分の普段通りのプレーを出すのが、今まで経験はあったんですけど、ウィンブルドンという舞台では初めてだったので、そこで自分らしいテニスを貫くことができなかったのが悔しい気持ちではあるんですけど、このような経験があって次があると思うので、今日は結果としては残念でしたけど、次に繋がる大会だったかなと思います」
乱入者については「あのような現場に立ち会うのは初めてだったので最初は何が起きているのかわからなかったですけど、ニュースとかネットでは見たことあるシーンだったので、あんまり動じることはなかったですけど、そのあとまた雨降って、良い流れではなかったかなと」と話した。
勝利したディミトロフは2回戦で世界ランク102位の
I・イヴァシカと104位の
F・コリア(アルゼンチン)のどちらかと対戦する。
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