男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は19日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク35位の
B・シェルトン(アメリカ)がラッキールーザーで本戦入りした同47位の
J・J・ウルフ(アメリカ)を7-6 (7-4), 7-6 (7-2)のストレートで破り、芝大会で初白星を挙げるとともに初戦突破を果たした。この試合の第2セット、シェルトンの返球がラケットに2度触れたように見え、判定が物議を醸している。
>>【動画】20歳シェルトン 返球がラケットに2度触れる? 判定に物議<<20歳のシェルトンは4月に行われたバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)の1回戦で
M・マクドナルド(アメリカ)に勝利して以降、ツアー大会では5連敗を喫していた。
初の芝大会となったシェルトンはこの日の第1セット、序盤で3ゲーム連取を許すも第5ゲームでブレークバックに成功。その後はサービスキープが続きタイブレークにもつれ込む。それでも2度のミニブレークに成功したシェルトンが先行する。
続く第2セット、シェルトンは第2ゲームでブレークに成功しゲームカウント4-1とリード。しかし、第7ゲームでブレークバックを許す。その後、ブレークポイントを握ったシェルトンだったが活かすことができずに再びタイブレークに突入する。
タイブレークでは開始から3ポイントを連取したシェルトン。4ポイント目となったゲームで問題のシーンが訪れる。ネット際に出たシェルトンはボレーを放つとウルフはラケットに2度触れたとしてチェアアンパイアに抗議。しかし、判定は覆ることなく2度のミニブレークを奪ったシェルトンが2時間1分で勝利した。
勝利したシェルトンは2回戦で第6シードの
L・ムセッティ(イタリア)と対戦する。ムセッティは1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場する世界ランク167位のJ・ホインスキ(イギリス)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第5シードの
C・ノリー(イギリス)、第8シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)、世界ランク32位の
S・コルダ(アメリカ)らが2回戦に駒を進めている。
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