橋本総業ホールディングスは、テニスの名門校として知られる柳川高等学校に屋根付きのドーム型テニスコートを建設したことを発表。11日には完成記念式典が開催され、柳川高校・古賀賢校長と、橋本総業ホールディングス社長・橋本政昭がコートの使い初めとなるラリーを行った。
今回の式典には柳川市市長・金子健次氏、日本テニス協会・福井烈氏らが来賓として、また、柳川高校OB、現役テニス部員合わせて約160名が出席した。
同校OBでもある福井氏は「私もこのコートで這いつくばって練習しました。人生で一番長くコートにいて、一番多くボールを打ったのが柳川高校の3年間です。この3年が貴重で大事だったということは、卒業して改めて感じました。(現役選手は)この環境は普通ではない、当たり前ではないと感謝して、テニスに取り組んでください。一球を無駄にせず、一生懸命取り組んで行けば、夢は叶うと思います」と自身の経験も交えつつ、激励の言葉を送った。
コートは屋根と壁に覆われたドーム式で、屋根はテント生地で覆われている。また、世界基準を考え、ハードコート2面を配備し、グローバルな選手がこのコートから育っていくことを期待している。また、今後はカメラを設置し、選手のプレーを動作解析しつつ、技術を向上させることを計画しており、日本トップの選手が集まる橋本総業HDテニスチームが継続している『テニスを科学する』ことにおいての共同企画プロジェクトとなる。
現代では精神論だけではなく、努力の裏付けとなる「データ」も必要な時代となっています。ケガをしにくい動きはどういったものか、何のために練習するのか、といった体づくりやメンタル面での成長においても、データを用いることは重要となっている。
そして、室内コートの完成を記念し、今月10・11日の2日間で、完成記念大会が開催された。橋本総業HD、実業団OB、柳川高校OB、九州地区大学選抜チーム、柳川高校現役テニス部の5チームで行われた団体戦で、笑顔とともに白熱した試合が繰り広げられた。なお、優勝は橋本総業HDテニスチームとなっている。
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