男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は11日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選から出場した世界ランク198位のI・ガクホフを7-6 (7-5),6-2のストレートで破り初戦突破を果たすとともに、2021年以来2年ぶり13度目のベスト16進出を決めた。
>>ジョコビッチらモンテカルロ組合わせ<<2013年と2015年の同大会を制している35歳のジョコビッチ。今年は新型コロナウイルスのワクチン接種の関係で3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)とマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)に出場できず、ツアー出場は2月のドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)以来 約2カ月ぶりとなる。
昨年のロレックス・モンテカルロ・マスターズでは初戦の2回戦で
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)に屈していたジョコビッチだが、今年は予選から3試合に勝利し本戦2回戦にまで駒を進めてきたガクコフに対し、ストロークの打ち合いとなる。第7ゲームでさきにブレークしたジョコビッチだが、直後の第8ゲームでブレークバックを許すと、その後はブレークが生まれずタイブレークへ。
タイブレークでは自身のミニブレークを1度に抑えたジョコビッチが3度目のセットポイントを決め切り先行する。
第2セットでは第5・第7ゲームと立て続けにブレークを奪ったジョコビッチが5ゲームを連取。サービスゲームではファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得し、1時間47分で勝利した。
ジョコビッチの3回戦の相手はまだ決まっておらず、シード勢が勝ち上がった場合、3回戦で第16シードの
L・ムセッティ(イタリア)と顔を合わせることとなる。
同日には第9シードの
K・ハチャノフ、第13シードの
A・ズベレフ(ドイツ)や世界ランク25位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)や同42位の
J・レヘチカ(チェコ)らが1回戦を戦い2回戦へ駒を進めた。
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