男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は19日、シングルス決勝が行われ、第5シードの
D・メドベージェフは第1シードの
C・アルカラス(スペイン)に3-6, 2-6のストレートで敗れ、4週連続の優勝とはならず。連勝記録も19でストップした。
>>シフィオンテクら、マイアミOP組合せ<<>>アルカラス優勝、BNPパリバOP組合せ・結果<<両者は2度目の顔合わせでメドベージェフの1勝。唯一の対戦は2021年のウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)2回戦で、そのときはメドベージェフがストレート勝ちをおさめた。
メドベージェフは先月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、カタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、 ハード、ATP250)、ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)と3週連続の優勝を果たした。
今大会は初戦となった2回戦で世界ランク48位の
B・ナカシマ(アメリカ)、3回戦で同85位の
I・イヴァシカ、4回戦で第12シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、準々決勝で第23シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、準決勝で第14シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を下してマッチ19連勝で決勝に駒を進めている。
この日、14度のアンフォーストエラーと2度のダブルフォルトを犯すなどミスが目立ったメドベージェフは3度のブレークチャンスを握られるとアルカラスに全てものにされる。リターンゲームでは1度もブレークチャンスを掴めず、1時間10分で力尽きた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「この試合はすぐに克服できると思う。今回のインディアンウェルズでは、ベストの結果を出すことができた。以前は準々決勝まで進むことができなかったからね」と語った。
「ポジティブな要素が多いのは確か。今回、決勝で勝てなかったことはずっと悔いが残ると思う。だけど、次の大会で勝てるように、あるいは来年はこの大会で勝てるように頑張りたいと思う」
「こういう連勝をするのは素晴らしいこと。終わったことは本当に残念だけど、この連勝は大きな自信になったよ。昨年は、このような連勝が足りなかった。いいプレーをしながらも準決勝では十分なプレーができない、というようなことがあった。しかし、僕は19試合連続で勝つことができた。それを誇りに思うし、今は新しい連勝記録を作ろうとする時なんだ。テニスでは、それ以外の方法はないよ」
一方、勝利したアルカラスは大会初優勝を飾るとともにキャリア通算8度目のタイトルを獲得。この勝利により20日付の世界ランキングで
N・ジョコビッチ(セルビア)を抜き1位に返り咲いた。
■関連ニュース
・アルカラスV「大きな意味」・アルカラス、メド撃破で大会初V・ルバキナ、サバレンカ下し今季初V■おすすめコンテンツ
・テニス体験レッスン受付中・無料ドロー作成ツール・世界ランキング