男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は14日、シングルス4回戦が行われ、第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク84位の
M・フチョビッチ(ハンガリー)を6-4, 6-3のストレートで破り、3年連続4度目のベスト8進出を果たした。
>>アルカラス、メドベージェフらBNPパリバOP組合せ<<>>シフィオンテクらBNPパリバOP組合せ<<25歳のフリッツは先月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)で今季初優勝。前週のアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)では4強入りしている。
昨年大会では決勝で
R・ナダル(スペイン)をストレートで下して「ATPマスターズ1000」初のタイトルを獲得。その後も楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)などで優勝を飾り、今年には自己最高の世界ランク5位にまで浮上した。
今大会ではシード勢が1回戦免除のため、初戦となった2回戦で世界ランク41位の
B・シェルトン(アメリカ)、3回戦で第30シードの
S・バエス(アルゼンチン)を下し16強に駒を進めている。
この日の第1セット、フリッツはファーストサービスが入ったときに77パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。終盤となる第10ゲームでブレークに成功し、先行する。
続く第2セットでは第1ゲームから3ゲームを連取。第7ゲームでブレークバックを許すも直後の第8ゲームで2度目のブレークに成功し、1時間41分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにフリッツのコメントを掲載し「多くのゲームで戦い抜かなければならなかった。だから、ただただ耐えて、できるところからポイントを取っていくしかなかった。でも、僕は突破口を見つけることができた」と語った。
「今週は自分のホーム・トーナメントでプレーしているので、そのエネルギーを感じることができる。コートはゆっくりだけど、セットアップに多くの時間を割けるし、攻撃的なテニスができる。なぜこの大会がいいのか、具体的な理由は言えないんだけど、たぶん、この大会の雰囲気が好きなんだと思う」
勝利したフリッツは準々決勝で第11シードの
J・シナー(イタリア)と世界ランク100位の
S・ワウリンカ(スイス)の勝者と対戦する。
同日には第1シードの
C・アルカラス(スペイン)、第5シードの
D・メドベージェフ、第10シードの
C・ノリー(イギリス)、第14シードの
F・ティアフォー(アメリカ)、第23シードの
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が8強に駒を進めている。
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