男子テニスの12月26日付ATP世界ランキングが更新され、1位から100位まで順位の変動などはなく今年最後の更新が終了した。1位は19歳の
C・アルカラス(スペイン)、日本勢では36位に
西岡良仁、92位に
ダニエル太郎が入っている。
前週はチャレンジャー大会やATPツアーなどもなくトップ100に変動はなし。全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を制すなど今季だけでツアー5勝をあげた19歳のアルカラスが1位の座をキープしている。
2位には全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の2つの四大大会を制覇した
R・ナダル(スペイン)が入り、スペイン勢が1位と2位を保持した。
3位は全仏オープンと全米オープンで準優勝の24歳
C・ルード(ノルウェー)。今季は3大会で優勝し自己最高の2位をマークした。
そのほかでは5位に
N・ジョコビッチ(セルビア)がランクイン。ジョコビッチはウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で優勝したものの、ロシアによるウクライナ侵攻の影響で同大会のポイントが選手に入らない特別措置があり、ポイントが加算されず同順位となった。
今年キャリアハイを更新した選手はトップ10にあと2名おり、25歳の
T・フリッツ(アメリカ)は楽天ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2022(日本 /東京、ハード、ATP500)などでタイトルを獲得し最高8位を記録。22歳のオジェ アリアシムは室内ハードコートで他を寄せ付けない強さを発揮し、今年手にした4タイトルはすべて室内ハードのもとなった。自己最高6位を記録した。
日本勢では27歳の西岡が自己最高タイの36位をキープ。今年はユジン韓国オープン(韓国/ソウル、ハード、ATP250)で
D・エヴァンス(イギリス)やルード、
D・シャポバロフ(カナダ)らを下し自身2度目のツアー制覇を達成。来季序盤のオーストラリアシーズンでキャリアハイ更新が期待される。
来シーズンは今月29日から国別対抗戦のユナイテッド・カップ(オーストラリア/ブリスベン、パース、シドニー)で開幕。年明けからはアデレード・インターナショナル1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)とタタ・オープン・マハーラーシュトラ(インド/プネ、ハード、ATP250)がスタートする。
12月26日付の男子ATP世界ランキングトップ10は以下の通り。
■1位…C・アルカラス
6,820ポイント
■2位…R・ナダル
6,020ポイント
■3位…C・ルード
5,820ポイント
■4位…
S・チチパス(ギリシャ)5,550ポイント
■5位…N・ジョコビッチ
4,820ポイント
■6位…
F・オジェ アリアシム(カナダ)4,195ポイント
■7位…
D・メドベージェフ4,065ポイント
■8位…
A・ルブレフ3,930ポイント
■9位…T・フリッツ
3,355ポイント
■10位…
H・フルカチュ(ポーランド)2,905ポイント
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