男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は28日、シングルス準々決勝が行われ、第1シードの
D・メドベージェフが第6シードの
J・シナー(イタリア)を6-4, 6-2のストレートで破り、準決勝進出を果たした。
世界ランク4位のメドベージェフは今月上旬に行われたアスタナ・オープン(カザフスタン/ヌルスルタン、ハード、ATP500)の準々決勝、
N・ジョコビッチ(セルビア)戦で6-4, 6-7(6-8)の時点で足の負傷により途中棄権をしており、それ以来の公式戦出場となった。
今大会の1回戦で世界ランク94位の
N・バシラシヴィリ(ジョージア)、2回戦で同113位の
D・ティーム(オーストリア)をそれぞれストレートで破った。
メドベージェフはこの試合、第1ゲームでブレークを奪い、このリードを守って53分で第1セットを先取する。
続く第2セット、第2ゲームから3ゲーム連取に成功したメドベージェフは、第6ゲームから再び3ゲームを連取し、準決勝進出を決めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにメドベージェフのコメントを掲載し「サーブが素晴らしく良かったし、アンフォーストエラーもほとんどなかった。今日はすべてがうまくいって、本当にうれしいよ。長い間、このレベルを求めていたよ。このレベルは、僕がツアーで最も大きな大会で勝てるレベル。あと2試合、この状態を維持できたらいいなと思っている」と語った。
勝利したメドベージェフは準決勝で世界ランク32位の
G・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフは準々決勝で同58位の
M・ギロン(アメリカ)を6-3, 4-6, 6-4のフルセットで下しての勝ち上がり。
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