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ティアフォー「全て出し切った」

フランシス・ティアフォー
準決勝で敗れたティアフォー
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第22シードのF・ティアフォー(アメリカ)は第3シードのC・アルカラス(スペイン)に7-6 (8-6),3-6,1-6,7-6 (7-5),3-6の逆転フルセットで敗れ、四大大会初の決勝進出とはならなかった。試合後の会見では「僕は持てる力をすべて出し切った」と語った。

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準決勝、第1セットは互いにサービスゲームのキープが続きタイブレークに突入。3度のセットポイントを凌がれたティアフォーだったが、最後はアルカラスがダブルフォルトを犯し先行する。第2セットでは第6ゲームでこの試合両者を通じて初のブレークを許し、セットカウント1-1に追いつかれる。

第3セットでは序盤4ゲーム連取を許すなど一方的な展開となりセットカウント1-2と崖っぷちに追い込まれたものの、第4セットではブレークの奪い合いとなり再びタイブレークへ。これをものにし、ファイナルセットにもつれ込んだ。

ファイナルセット、第1ゲームで先にブレークを許したティアフォーだったが、第4ゲームでブレークバックに成功。しかし、最後まで攻めの姿勢を崩さなかったアルカラスに押し切られ、その後2度のブレークを奪われ力尽きた。試合時間は4時間19分。

試合後の会見でティアフォーは「今、いろいろな感情があるよ。正直なところ、僕はベストプレーヤーとプレーできること、そしてグランドスラムで勝つことができることを証明できた。僕が最高のプレーをするとき、何ができるかは誰もが知っていると思うんだ。でも、そのような選手の1人になること、そしてコンスタントに勝利することがどれだけ凄いなことなのかはわかっている。もちろん、これまでのキャリアでは良いプレーが散発的で、一時的に調子を崩すこともあった。でも、僕は常に世界のトッププレーヤーと戦ってきたんだ。今、僕はそれをコンスタントに続けていて、もっと簡単に相手を倒せるようになってきている。次のステップに進む準備はできている。今のランキングは、正直言ってただの数字だと思う。誰と対戦するかなんて、本当にどうでもいいんだ。どんな試合でも勝てるような気がするからね」と自信を語った。

また、優勝のための努力や過程を考えことについて、自身の心境の変化も口にした。

「そのプロセスが好きになった。より多くのハードワークをこなすようになったんだ。よりスマートに仕事をし、より理解するようになった。いつも一生懸命やっているけど、自分の弱点をもっと強くして、自分のゲームをもっと分解して、また試合の勉強をするようになったんだ。若いころは、試合のことだけをよく勉強していた。今は自分の弱点を改善し、より良くなるよう努力し続けるだけだ。2週間をこの大会で過ごすというのは、世界で1番タフなことだといつも思っている。ここまでくると、2週間の間にどれだけ休息が大切か、よくわかる。今回、1度も外食に行かなかったんだ。ただ休んでいるだけ。しんどいよ。もし、日曜日(決勝)にプレーしなければならないのなら、もっと体力が出てくるんだけどね。でも、2週間、何試合も戦うというのは簡単なことではない。タフなテストだね」

ティアフォーは今大会、D・シュワルツマン(アルゼンチン)R・ナダル(スペイン)A・ルブレフらを下し4強入り。自身より上の世界ランクの選手を倒し、初のベスト4に駒を進める結果となった。この約2週間の激闘について、最後に実感と感想を述べた。

「正直なところ、まだ実感がわかないんだ。でも、僕の人生で最もクレイジーな2週間だった。そうだね、人生で最もクレイジーな2週間。夢にまで見たことだ。でも、少し足りなかった。ラファ(ナダル)を破ったこと。僕は今年のグランドスラムでラファを破った唯一の選手なんだ。彼は世界1位の座を争っているから、それを封じることができたんだ。けど、グランドスラムで彼に勝ったというだけなのも事実。グランドスラムで彼に勝つのは簡単なことではないけど、ここニューヨークで、みんなの前で初めて彼を倒し、その意味を理解するのはクレイジーなことだったね」

「(アルカラスは)世界でもトップクラスの選手であることは間違いない。彼はとても若いし、とてもハードにボールを打つ。正直なところ、彼ほど動きのいい選手とは対戦したことがないんだ。彼は頂点に到達している。彼がどうやってポイントを伸ばしているのか、信じられないよ。とんでもない選手だ。長い間、他の選手にとって問題であり続けるだろうね。もう1度言うけど、僕にはチャンスがあった。チャンスもあったけど、でも、あの若さで大事な場面であれだけ冷静でいられるなんて脱帽だし、尊敬しているよ」

ティアフォーをフルセットで退けた19歳のアルカラスは四大大会初制覇をかけて、第5シードのC・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準決勝で第27シードのK・ハチャノフを下しての勝ち上がり。

また、この決勝戦で勝利した選手が次週世界ランク1位に輝くことが確定。アルカラスが1位となった場合は、2001年にL・ヒューイット(オーストラリア)が打ち立てた記録を破り、史上最年少での1位となる。またルードが1位となればノルウェー人として初めて王座につくことになる。

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