テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、第25シードの
B・チョリッチ(クロアチア)が予選勝者で世界ランク193位のE・クアコー(フランス)を6-2, 7-6(7-5), 3-6, 4-6, 7-5のフルセットで退け、2回戦へ進出した。
>>ナダルvsヒジカタ 1ポイント速報<<>>大坂 なおみvsコリンズ 1ポイント速報<<2018年にキャリアハイの12位を記録したチョリッチは右肩の負傷により昨年5月からツアーを長期離脱し、今年3月に復帰。今月開催されたW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)でATPマスターズ1000初優勝を飾り、完全復活を果たした。
チョリッチは全米オープンに2年ぶり8度目の出場で、最高成績は2020年のベスト8。
一方のクアコーはグランドスラム本戦出場が3回目で、全米オープンは4回目の挑戦で初めて予選を突破した。
チョリッチとクアコーは2013年にツアー下部大会のフューチャーズで1度対戦し、その際はフルセットでチョリッチが逆転勝ちをしていた。
第1セット、チョリッチは2度ブレークを奪って先取すると、タイブレークにもつれた第2セットもものにして、2セットアップとする。
第3セットに入るとクアコーが3ゲームを連取してチョリッチの追撃を許さず1セット取り返すと、続く第4セットもゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームをブレークして、2セットオールとする。
迎えたファイナルセット、クアコーが1ブレークアップでゲームカウント5-3と王手をかける。しかし、チョリッチはここから2ゲーム連続ラブゲームで5-5とすると、そのまま4ゲームを連取して4時間5分で逆転勝ちをおさめた。
勝利したチョリッチは2回戦で、世界ランク43位の
J・ブルックスビー(アメリカ)と対戦する。
また同日に行われた男子シングルス1回戦では、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)、第7シードの
C・ノリー(イギリス)、第8シードの
H・フルカチュ(ポーランド)、第9シードの
A・ルブレフ、第11シードの
J・シナー(イタリア)、第15シードの
M・チリッチ(クロアチア)、第17シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第20シードの
D・エヴァンス(イギリス)、第28シードのH・ルーネらが2回戦に勝ち上がっている。
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