男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は17日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク229位の
B・シェルトン(アメリカ)(アメリカ)が第5シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-3,6-3のストレートで破り、「ATPマスターズ1000」初出場でベスト16進出を果たした。
>>シフィオンテクらW&Sオープンの組合せ<<>>メドベージェフらW&Sオープンの組合せ<<今大会、1回戦で世界ランク56位の
L・ソネゴ(イタリア)をフルセットで下していた19歳のシェルトン。現在は父親がテニス部コーチを務めるフロリダ大学に在学し、NCAA全米学生テニス選手権の男子シングルスで優勝。今季はツアー下部大会のATPチャレンジャーに4度出場し、2度の準優勝と2度のベスト4入りを果たしている。
2回戦、世界ランク5位のルード相手に積極的なテニスを披露したシェルトンは、7本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに85パーセントの高い確率でポイントを獲得。ブレークポイントを1度も与えない完璧なプレーを見せた。リターンゲームでは4度のチャンスを創出し、そのうち3度ブレークに成功。わずか1時間8分で快勝している。
男子プロテニス協会のATP公式サイトには快進撃を見せているシェルトンのコメントが掲載された。
記者から世界最高峰の選手がネットの反対側にいることが今は普通のことにように感じられるか質問されたシェルトンは「いいえ」と即答。
「ちゃんとうまくいくまでごまかさないといけないね。もし、最初から快適でないと感じたら、自分が落ち着く場所を見つけるまで、そうであることを示すためにベストを尽くすつもりだ。今日は第2セットに入ってから、ほとんど何も考えていなかった。自分のゲームをし、ゲームプランを実行することだけを考えていたんだ。こういう状況になればなるほど心拍数が下がり、コート上でより冷静になれる。今は楽で楽しい時間だと感じている」
3回戦では第9シードの
C・ノリー(イギリス)と対戦する。ノリーは2回戦で世界ランク47位の
A・マレー(イギリス)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)や第6シードの
A・ルブレフ、第7シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第10シードの
J・シナー(イタリア)らが16強入りを決めた。
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