男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は7日、シングルス決勝が行われ、世界ランク63位の
N・キリオス(オーストラリア)が世界ランク96位の
西岡良仁を6-4,6-3のストレートで破り、今季初優勝と共に2019年のシティ・オープン以来 約3年ぶりとなるツアー優勝。キャリア7勝目を飾った。
>>キリオスが優勝 シティOP組合せ・結果<<準優勝を飾ったウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来となるシングルスの試合出場となったキリオスは、1回戦で世界ランク53位の
M・ギロン(アメリカ)、2回戦で第14シードの
T・ポール(アメリカ)、3回戦で第4シードの
R・オペルカ(アメリカ)を破り8強入り。
準々決勝では第10シードの
F・ティアフォー(アメリカ)に5本のマッチポイントを握られながらも6-7(5-7), 7-6(14-12), 6-2の逆転で破り、準決勝では世界ランク115位の
M・イメル(スウェーデン)をストレートで退けて決勝に進出した。
この試合の第1セット、第1ゲームでブレークに成功したキリオス。その後は第6ゲームで1度のブレークポイントを握られるも凌ぎ先行する。
続く第2セット、キリオスはファーストサービスが入ったときに100パーセントの確率でポイントを獲得し1度もブレークチャンスを与えず。疲れを見せる西岡から第1・第9ゲームでブレークを奪って、1時間21分で勝利した。
一方、敗れた西岡は2018年9月の深セン・オープン(中国/深セン、ハード、ATP250)以来 約4年ぶりとなるツアー優勝とはならず。日本人男子として「ATP500」では2018年10月のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)での
錦織圭以来 約3年10カ月ぶりのツアー準優勝となった。
また、キリオスは
J・ソック(アメリカ)とペアを組み出場しているダブルスでも決勝に進出。このシングルス決勝の後に第4シードの
I・ドディグ(クロアチア)/
A・クライチェック(アメリカ)組とタイトルをかけて対戦する。
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