男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は6日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク96位の
西岡良仁が第1シードの
A・ルブレフを6-3,6-4のストレートで破り、2020年2月のデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)以来 約2年半ぶりとなるツアー決勝進出を果たした。
>>西岡良仁vsキリオス 決勝1ポイント速報<<>>西岡ら出場 シティOP組合せ<<準々決勝で第16シードの
D・エヴァンス(イギリス)をフルセットで下していた西岡。準決勝では過去1勝1敗のルブレフとの顔合わせとなった。
この試合、西岡は第4ゲームのリターンゲームでフォアハンドウィナーを決め先行すると、ルブレフのダブルフォルトなどもありブレークポイントを握る。最後はドロップショットが決まり初のブレークに成功した。第5ゲームでは2ポイントを連取した西岡に対し、ルブレフは自身のプレーに納得がいかずラケットを叩きつけ苛立ちを露わにした。その後もサービスゲームのキープを続けた西岡が最後はサービスエースで締め、第1セットを先取する。
第2セット、第2ゲームではルブレフに強烈なフォアハンドなどを決められこの試合初のブレークを許すも、直後の第3ゲームですかさずブレークバックに成功。流れを引き戻し中盤へ。第7ゲームのリターンゲームでは、ラリー戦を制した西岡が0-40とチャンスを掴むとそのままラブゲームでブレークに成功しリードする。第8ゲームでは2度のダブルフォルトを犯すなどでブレークバックされるも、直後の第9ゲームでとどめとなるブレークを奪い勝利を手にした。
26歳の西岡は2018年9月の深セン・オープン(中国/深セン、ハード、ATP250)でツアー初優勝。2020年2月にデルレイビーチ・オープンで準優勝を果たしており、それ以来となるツアー決勝の舞台に駒を進めることとなった。
決勝では世界ランク63位の
N・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは準決勝で同115位の
M・イメル(スウェーデン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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