8月29日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は20日、出場選手リスト(エントリーリスト)を発表し、日本勢の男子では世界ランク97位の
西岡良仁、同102位の
ダニエル太郎、同158位の
錦織圭、同172位の
内田海智の4名が掲載された。
このエントリーリストは7月18日付けの世界ランキングに基づいており、発表時点での本戦ストレートインのカットラインは101位。本戦出場圏内の西岡に加えて、上位勢に欠場者が出た場合はダニエルも本戦ストレートインに繰り上がる。
錦織は同大会で2014年に準優勝、2016年と2018年に4強入りを果たしており、予選からの出場は2010年以来12年ぶりとなる。
西岡とダニエルはともに過去7度出場し、最高成績は2回戦進出。3年ぶりのグランドスラム挑戦となる内田は、これまでグランドスラムに過去3度出場し、いずれも予選1回戦敗退を喫している。
また上位陣では、昨年覇者で世界ランク1位の
D・メドベージェフ、同2位の
A・ズベレフ(ドイツ)、同3位の
R・ナダル(スペイン)、同7位の
N・ジョコビッチ(セルビア)らトップ10全選手がエントリーリストに掲載されている。
しかし、ズベレフは全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝で右足首を捻って負傷し、手術を経て現在リハビリ中。ナダルはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で腹部を痛めて準決勝を棄権し、ツアーを離脱している。
またジョコビッチは新型コロナウイルスのワクチン未接種によりアメリカへの入国が不透明な状態であり、ジョコビッチ自身は先月「待つしかない。アメリカには行きたいけど、今日の時点ではそれは不可能だ。もう僕にできることはあまりない。つまり、ワクチン未接種の人を入国させるかどうかは、アメリカ政府の判断次第なんだ」と語っている。
この他、世界ランク183位の
B・チョリッチ(クロアチア)、同290位の
S・ワウリンカ(スイス)、同497位の
K・エドモンド(イギリス)らがプロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置制度)により、本戦から出場する。
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