女子テニスで世界ランク12位の
D・カサトキナは18日、ロシア人スポーツジャーナリストであるヴィティア・クラフチェンコ氏のYouTubeチャンネルに出演。自身が同性愛者であることを告白した。
クラフチェンコ氏の投稿したYouTube動画内でカサトキナは「ちょっとだけ緊張している。カメラでこんなにオープンに話したことはない。カメラの前ではね。でも、実は楽しんでいる」としながらも、彼女はいますかという質問に「はい」と答えた。
そして、ロシア国内ではそのことがタブーであることを明かし、次のように語った。
「最近、ナディア・カルポワ(サッカー選手)はロシアのスポーツ選手がやったことのないカミングアウトをした。そして、彼女はかなりの反響を呼んだ。尊敬に値するわ」
「彼女のためだけでなく他の人たち、特にそれを知る必要のある女性たちのためにも私はうれしかったわ。それは確かに私たちを力付けたわ。ナディアはカミングアウトして重荷を取り除いたことで自分自身を助けただけでなく、他の人たちをも助けた」
「社会に出てから苦労し、サポートを必要としている若い女性にとって重要なこと。スポーツ界、あるいは他のどの分野でも影響力のある人たちが話すことが重要だと思う。それが助けになる」
「ロシアでは多くのテーマがタブー視されており、中には私たちよりも重要なテーマもある。ゲイになりたいとか、ゲイになるとか、そういう概念もね。馬鹿げているわ。この世界では無知でいることほど簡単なことはないと思う」
「長い目で見れば、(隠すのは)とても大変なこと。カミングアウトを選択するまでは、そこに意識を取られるし、どこまで話すかは自分次第。でも、自分自身が平和に暮らすことが重要であり、他の人たちはどうでもいいわ」
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