6月27日に開幕するウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は20日、男子シングルスの出場予定選手(エントリーリスト)を更新し、世界ランク46位の
S・コルダ(アメリカ)が負傷のため欠場すると発表した。
21歳のコルダは昨年初めてウィンブルドンに出場。当時は世界ランク50位で
A・デ ミノー(オーストラリア)、
D・エヴァンス(イギリス)らを破りベスト16に進出した。最後は
K・ハチャノフに屈したものの、フルセットの激闘を戦い抜いている。
今季は1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で3回戦に進むと、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でも
R・ガスケ(フランス)らを下し3回戦に駒を進めるなど、四大大会でも安定した成績を残してきた。
今週はロスシー・インターナショナル(イギリス/イーストボーン、芝、ATP250)に出場したものの、20日に行われた1回戦で世界ランク86位の
J・ミルマン(オーストラリア)にストレート負けを喫している。
コルダは同日にツイッターを更新し「悲しいことだけど、僕は今日イーストボーンでの試合の後、ウィンブルドンを棄権せざるをえなくなった。激しいスプリントで疲労の溜まった足に悩まされていて、もうこれ以上続けられない。安静にして回復させることが最善の方法だとアドバイスを受けた。全米オープンには間に合うようにしたいと思う」
2020年シーズンはツアー3勝3敗だったコルダだが、昨年は31勝18敗と大幅に増加。今季もここまで30試合を戦うなどハードなスケジュールをこなしていた。
男子シングルスではコルダのほかにすでに
A・ズベレフ(ドイツ)、
L・ハリス(南アフリカ)、
D・ティーム(オーストリア)の欠場が発表されており、今回の発表により男子4人目の欠場者となった。
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