テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日、男子シングルス準々決勝が行われ、第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)が第7シードの
A・ルブレフを5-7, 6-3, 6-4, 3-6, 7-6(10-2)のフルセットで破り、大会初のベスト4進出を果たした。試合後には「今日は僕の日だったよ」と振り返った。
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D・メドベージェフをストレートで破り勝ち上がりを決めた元世界3位のチリッチ。7度目の顔合わせとなったこの試合の第1セット、序盤から拮抗した展開が続くも第11ゲームでブレークを許し、先行される。
それでも続く第2セットでは第2ゲームでこの日初のブレークに成功しセットカウント1ー1とする。
第3セットではファーストサービスが入った時に82パーセントの確率でポイントを獲得したチリッチ。リターンゲームでは第7ゲームでブレークに成功し、セットカウント2-1と逆転する。
勝負を決めたいチリッチだったが第4セット、第8ゲームでブレークを奪われてセットカウント2-2と追いつかれる。
迎えたファイナルセット、互いに粘り強いディフェンスでキープを続けると、勝負はタイブレークへもつれこむ。最後は4つのミニブレークを奪ったチリッチが4時間超えの激闘を制し、2018年の全豪オープン以来となるグランドスラム4強入りを果たした。
大会の公式サイトはチリッチのコメントを掲載し「特に第5セットはすごい戦いだった。彼(ルブレフ)は信じられないほどいいプレーをしていたよ。でも、どちらかが倒れなければならなかった」と語った。
「彼は難しい試合をするので、肉体的な疲れよりも精神的な疲れが大きい。彼は多くのチャンスを与えてくれない。残念ながら、第4セットは取られてしまった。もう少しでブレークできると思っていたんだけど、彼が本当にいいプレーをしていた。これだけ長い時間プレーしていると、試合中は常に多少の浮き沈みがあるものだよ」
なお、勝利したチリッチは準決勝で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)と対戦する。ルードは準々決勝で世界ランク40位のH・ルーネを6-1, 4-6, 7-6 (7-2) 6-3で破っての勝ち上がり。
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