男子テニスのBMWオープン(ドイツ/ミュンヘン、レッドクレー、ATP250)は1日、シングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク70位のH・ルーネと第8シードの
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)が対戦し、第1セットでファン・デ・ザンスフルプが途中棄権を申し入れ、19歳のルーネがツアー初優勝を飾った。
>>大坂 なおみvsソリベス=トルモ 1ポイント速報<<>>マドリッドOP 組み合わせ・結果<<大会期間中の4月29日に19歳の誕生日を迎えたルーネは今大会、1回戦で予選勝者の
J・レヘチカ(チェコ)を下すと、2回戦では第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-3, 6-2で破る金星をあげる。準々決勝で世界63位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、準決勝で同62位の
O・オッテ(ドイツ)を下し、1セットも失わずに自身初のツアー決勝進出を果たす。
一方のファン・デ・ザンスフルプは準々決勝で第2シードの
C・ルード(ノルウェー)、準決勝で第7シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)を破り、初のツアー決勝の舞台に勝ち上がった。
両者ともツアー初優勝をかけた決勝は、ファン・デ・ザンスフルプが先にブレークを奪い、ルーネが追いかける展開となるも、ルーネが第1セットのゲームカウント1-4から3-4に挽回した時点で、ファン・デ・ザンスフルプが途中棄権をし、思わぬ形で決着を迎えた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトでルーネの試合後のコメントを掲載し、「おそらく決勝戦の勝ち方としては最悪のものだったと思う」と語った。
「とてもタフな試合になると思っていたが、彼はとても強くなっていた。彼のベストを尽くし、一日も早い回復を願っている」
「もちろん、とてもハッピーだよ。でも、この1週間を振り返ってみると、なんという1週間だったんだろう。信じられないようなテニスをし、自分のやり方で戦い抜いたんだ。ここミュンヘンでプレーができて素晴らしい観客の前で初のATPタイトルを獲得できたことは、これ以上望むことはないよ」
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