男子テニスのBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)は11日、シングルス1回戦が行われ、予選から出場した世界ランク86位のH・ルーネが同42位の
U・アンベール(フランス)を6-3,6-2のストレートで破り、初戦突破を果たすとともに四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初勝利をあげた。
>>大坂らBNPパリバOP組み合わせ<<>>メドベージェフ、ナダルらBNPパリバOP組み合わせ<<ルーネは昨年、ツアー大会では3月のチリ・ドーブ・メンケア・オープン(チリ/サンティアゴ、クレー、ATP250)と9月のモゼール・オープン(フランス/メッツ、室内ハード、ATP250)で8強入り。チャレンジャー大会では4度のタイトルを掲げ、21歳以下最終戦 インテサ・サンパオロ・Next Gen ATPファイナルズ(イタリア/ミラノ、室内ハード)へ初出場した。
しかし、今季は1月のアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を含む6大会で初戦敗退。2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)でようやく今季初白星を挙げた。
2年連続のBNPパリバ・オープン出場となったこの日の第1セットでは第5・第9ゲームでブレークに成功。サービスゲームでは1度もブレークチャンスを与えることなく先行する。第2セット、ファーストサービスが入った時に91パーセントの確率でポイントを獲得したルーネ。第2・第8ゲームでブレークに成功し、1時間で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにルーネのコメントを掲載。1月のATPカップ(オーストラリア/シドニー、ハード)で世界ランク1位の
D・メドベージェフを破ったものの、今季出場したツアー3大会で初戦敗退となっているアンベールとの試合を次のように振り返った。
「素晴らしい気分。いい試合だった。彼(アンベール)は難しい相手。信じられないようなテニスをするからね。彼は今年、世界最高の選手であるメドベージェフを破っているから、間違いなく高いレベルだと思う。でも、彼は今季、何度も負けているので自信がないのかもしれない。それを逆手にとって、アグレッシブにプレーした」
「最初から好調で、良い結果を残せた。観客も大勢来てくれたし、初勝利は本当にうれしいよ」
勝利したルーネは2回戦で第6シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。今大会のシード勢は1回戦免除のためベレッティーニはこの試合が初戦となる。
ベレッティーニについてルーネは次のように語っている。
「次の試合は彼(ベレッティーニ)に対しての大きなテストなので、どうなるのか楽しみだね。彼は素晴らしい選手で、今世界で最も優れた選手の1人だからね。何が起こるか見てみよう」
同日には世界ランク39位の
T・ポール(アメリカ)、同78位の
J・トンプソン(オーストラリア)らが2回戦に駒を進めている。
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