国際テニス連盟のITFは5日、公式サイトに世界最高年齢97歳のウクライナ人テニスプレーヤー、レオニード・スタニスラフスキー氏のコメントを公式サイトに掲載。ロシアが母国に侵攻している現状について語った。
>>デ杯 日本vsスウェーデン対戦表・結果<<>>高校センバツ 男女団体組合せ<<今月98歳を迎えるスタニスラフスキー氏。直近では2021年10月に行われた第40回ITFスーパーシニア世界個人選手権大会(スペイン/マヨルカ、クレー、ワールドチャンピオンシップ)に出場している。
現在、ロシア侵攻の影響を受けており、ウクライナ第2の都市ハリコフが激しい爆撃を受け続けているため、60年以上住んでいる自宅に閉じこもっている状態となっている。スタニスラフスキー氏はウクライナテニス連盟やITFと定期的に連絡を取り合っており、食料の小包を受け取っている。そして、彼はその経過を記録しているという。
第二次世界大戦を経験したスタニスラフスキー氏は「私は第二次世界大戦を生き延び、この戦争も生き延びるだろう。このような経験を再びすることになるとは思ってもみなかった。プーチンが国境に軍を集めていたとき、本格的な侵略が起こるとは思っていなかった。しかし、プーチンはそうし、今まさに大虐殺が起こっている」と語っている。
「若い男性、民間の女性、子供が死んでいる。プーチンと世界の皆さん、どうか戦争をやめてください。戦争にノーと言ってください」
「私は家にいて外に出ることもできない。そこら中で爆発音がしているんだ。鶏の脚を解凍して、ブイヨンを作った。生活は続くし、食べなければならない」
「この戦争を止める必要がある。私はテニスをプレーしたいんだ。ユニコートテニスクラブとスペリオールテニスクラブは閉鎖されている(どちらもウクライナのテニスコート)。戦争を恥じてください。生き延びて、そしてテニスをしよう。100歳の誕生日を迎えるんだ」
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