女子テニスのオープン6thサンス-メトロポール デ リヨン(フランス/リヨン、ハード、WTA250)は1日、シングルスの1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している
D・ヤストレンスカ(ウクライナ)が世界ランク97位の
A・ボグダン(ルーマニア)を3-6, 7-6(9-7), 7-6(9-7)の逆転で破り、初戦突破を決めた。
>>YouTube 地獄の素振り! 大会出場まで残りわずか! 初心者もりし奮闘<<>>高校センバツ 男女団体組合せ<<前日には妹のI・ヤストレンスカ(ウクライナ)とともにダブルスに出場したダイアナ。1回戦でG・ガルシア・ぺレーズ(スペイン)/ X・ノール(スイス)組に2-6, 4-6のストレートで敗れて、初戦敗退していた。
この日は、第1ゲームからブレークを許すとその後も2度のブレークを奪われて第1セットを落とす。第2セットでは第1ゲームからブレークに成功するも直後にブレークバックを許す。その後は互いにサービスキープが続く中、タイブレークの末にセットカウントを1-1とする。ファイナルセットでも互いに1度ずつブレークを奪いあうとタイブレークに突入。これを再びヤストレンスカが競り勝って、3時間9分の熱戦に終止符を打った。
勝利したヤストレンスカは世界ランク139位の
C・ブクサ(スペイン)(スペイン)と対戦する。ブクサは1回戦で第4シードの
A・コルネ(フランス)を1-6, 6-4, 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。
女子テニス協会のWTAは試合後のヤストレンスカのコメントを公式サイトに掲載。ロシアが母国のウクライナに侵攻している現状について語った。
「国のために勝てたことは嬉しいけど、同時にとても悲しいわ。私の心は家にもあり、ここでも戦っているのから集中力を高めてバランスをとるのはとても難しいこと」
「この勝利は私の国で起こっていることに比べれば、たいしたことではない。でも、少なくとも国のために戦えたのだからうれしい。ウクライナ人を本当に誇りに思うし、彼らは本当にヒーローだわ。早く全てが終わることを願っている」
ロシアが侵攻した際、ウクライナの自宅にいたヤストレンスカは、地下駐車場に避難し、2晩を過ごした。その後、26日にSNSを更新し、妹とウクライナを出国。無事であることを投稿して、今大会へ出場している。
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