男子テニスのノベンティ・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は15日、シングルス1回戦が行われ、世界ランク57位の
錦織圭が同84位の
R・ベランキス(リトアニア)を6-3,2-6,6-2のフルセットで破り、今季芝初戦を白星で飾った。会見で錦織は「まぁまぁでした」と試合を振り返った。
>>錦織らノベンティOP対戦表<<>>錦織vsコルダ 1ポイント速報<<前週まで行われていた全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でベスト16に進出していた錦織。この日は今シーズンの芝初戦に臨むと、第5ゲームでは鋭いリターンからポイントを奪いブレークに成功。第1セットではファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどベランキスにブレークを許すことなく先行する。
しかし、第2セットではストロークでミスを連発しセットカウント1-1に追いつかれるとファイナルセットの序盤でもミスが続きピンチを招く。それでも、第6ゲームではリターンエースを放つなどで先にブレークすると、第1セットと同様にブレークを与えることなくフルセットで勝利した。
錦織にとって芝のコートで公式戦を行うのは2019年7月のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)以来 約2年ぶり。試合後の会見では芝のサーフェスについて印象を語った。
「久々の芝感はありました。ちょっと慣れないところもありましたけど、1試合目にしたらまぁまぁの得点はあげられるのかなと。2セット目はブレークダウンしてしまった部分はありましたけど、サーブは良かったのと、大事なところでしっかり安定してミスせず、アップダウンはあったけど大事なとこでポイント取れてしっかりできました。取ったセットでは簡単にいけたので、まぁまぁでしたね」
「毎年そうですけど、芝のシーズンは少ないのでうまく調整して入りたいです。こういう試合をすることで、調整点も見つかってくるので、うまくしていきたいですね」
「1試合目だし、あんまり考えすぎるのも良くないかなというのもありました。2セット目は相手(ベランキス)のリターンが良くなったのとストローク戦でもミスが少なくなって彼のフラットの球がけっこうきつく入ってきてたので『調子を取り戻してきたのかな』という怖さはありました。ファイナルでも最初の方は彼の方が優勢だったので、最後は『急に自分の方に流れがきたな』という感じでした」
2回戦では世界ランク52位の
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは1回戦で第6シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。両者は初の顔合わせとなる。
ノベンティ・オープンの第1シードは
D・メドベージェフ、第3シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードは
A・ルブレフ、第5シードは
R・フェデラー(スイス)、第8シードは
G・モンフィス(フランス)。第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)は全仏オープンでの疲労などを考慮し試合前に棄権を発表した。また、第7シードの
D・ゴファン(ベルギー)は14日に行われた1回戦の途中で転倒し、途中棄権している。
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