テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は21日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第4シードの
D・メドベージェフを7-5,6-2,6-2のストレートで破り、9度目の優勝を果たすとともに2度目の3連覇を達成する偉業を成し遂げた。さらに、四大大会18度目の栄冠に輝いた。
>>ジョコや大坂ら全豪OP対戦表<<この試合の第1セット第1ゲーム、ジョコビッチはサービスエースを決めるなど安定感のあるサービスゲームでキープに成功。第2ゲームではロングラリーを制し早くもブレークするも第5ゲームでは痛恨のスマッシュミスを犯しブレークバックを許す。その後は互いにサービスゲームのキープが続きタイブレークに突入するかと思われたが、第12ゲームでジョコビッチが攻め込みブレークに成功。第1セットを先取する。
第2セット、バックハンドのミスを連発したジョコビッチは第1ゲームでブレークされるも、直後の第2ゲーム、そして第4・第8ゲームと立て続けにブレークを奪いタイトルに王手をかける。
第3セットでは集中力の切れたメドベージェフを容赦なく攻め立てたジョコビッチが圧倒。ダブルフォルトやボレーのミスを犯すメドベージェフの隙を突き第2ゲームで先ブレークすると、その後も挽回を許すことなく勝利した。
2008年に全豪オープンで初優勝を飾ったジョコビッチは2011年から2013年にかけて3連覇を達成。2015・2016年にも優勝を果たし、2019年からは大会2連覇中だった。
また、今回の制覇により、四大大会の優勝回数が18に到達。
R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)の持つ20度の優勝回数まであと2つに迫っている。
一方、敗れたメドベージェフは全豪オープン初の決勝の舞台で四大大会初優勝を決めることはできなかった。
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