男子テニス協会のATP公式サイトスペイン語版は16日、世界ランク2位の
R・ナダル(スペイン)のインタビューを掲載した。新型コロナウイルスの影響を受ける母国の現状や今後について語っている。
>>YouTube テニス365チャンネル<<<YouTube>内山 靖崇 自身が主催【Uchiyama Cup】とは「ジュニアへ夢を与えたい、日本国内からレベルを上げれば」33歳のナダルは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準々決勝で
D・ティーム(オーストリア)に敗れたものの、2月のアビエルト・ メキシコ・テルセル(メキシコ/アカプルコ、ハード、 ATP500)では
G・ディミトロフ(ブルガリア)や
T・フリッツ(アメリカ)らを破り、今シーズン初のタイトルを獲得していた。
スペインでは3月14日に非常事態宣言が出され外出禁止になっていたが、ナダルは公式サイトで「僕は今、3週間前よりもうまく対応はできている」と話した。
「僕らは長い間自宅隔離されている。状況はどのようなものかに関わらず、人は慣れてきてしまうものだ。間違いなく僕らはその適応能力を持っている」
「最初に感染が起きてから、その後に続いたニュースはひどいものばかりだった。感傷的にすらなるのも困難だったと思う。1週間はテニスをして過ごしたが、熱意はほとんど無かった。悲しく、理由もなくネガティブになってしまった。そこから起き上がり、自分が何かの役に立つことを考えるのに苦労した。本当に難しいことだと気づいたんだ」
「僕は1日中テレビを見てコメンテーターが僕らに語ったことを聞いていた。ポジティブなことは何もなかったよ。そこから自分の生活に戻るのは簡単じゃなかった。日が経つにつれ少しづつルーティンに戻り、朝と夕方に身体のケアを行い始めた。それでようやく前向きになれてきた」
ナダルは現在、新型コロナウイルスで苦しむスペイン人のために、バスケットボール選手のパウ・ガソルとともにスペイン出身のスポーツ選手へ寄付を呼びかけ、合計1,100万ユーロ(約13億円)の支援を実現しようとしている。
「とても悪い時間を過ごしている方はたくさんいる。僕らはそこの部分に関して言えば恵まれていて、否定的になる理由はない。何らかの形で助け、貢献できることを考えている。僕らは本当に苦労している人たちを助けなければいけない」
最後にナダルはテニスについて語った。
「家にコート自体は無いが、僕にとってはあまり大きな問題ではない。生活を送る中で今、最も気になっているのがテニスについてだ。家でトレーニングはできているから身体が鈍ってしまったりはしないとは思う。けど、この深刻な事態が長く続くと現実的に苦しむ人たちが出てくるだろう」
スペインでは16日現在で、感染者数が18万2,000人以上、死者数は1万9,000人を超えている。
テニスツアーは現在、男女ともに7月13日までの中止が決定している。
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