男子テニスのBB&T アトランタ・オープン(アメリカ/アトランタ、ハード、ATP250)で、世界ランク180位の
J・ソック(アメリカ)がけがから復帰する。
ソックは2017年にNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)へ出場するなどの活躍を見せた。しかし2018年は9勝22敗と不振に陥り、シーズンを世界ランク106位で終えていた。
そして今年の1月には、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)へ向けての練習中に親指の靭帯を2本損傷するけがを負ってしまった。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはソックのコメントが掲載されている。
「けがを負ってしまうのは、とても不運なこと。だけど、新しい精神力やテニスを楽しむためのものだと受け止められることで、復帰してプレーすることにワクワクしているし、また活躍する準備ができている」
ソックは2014年の全豪オープンから今年の全豪オープンまで四大大会を1度しか欠場していなかった。その間には4度のツアー優勝を果たし、世界ランキングは8位へ上り詰めた。
「最大の違いは明らかで、毎週ツアーに出ていないこと。毎月のように家にいることが不思議だったし、驚きでもあった。長い間、自宅にいることは不思議な気分だった。いつも外出していたから、それが恐らく最大の違いだった。家族や友人と時間を共にし、それは素晴らしかった」
けがについては、綿棒や歯ブラシを右手で使うことができないほど指の機能がなくなっていた時期があったと言う。
ソックの最大の武器はフォアハンド。トップスピンを効かせたストロークで対戦相手からウィナーを取る。そんなショットを打てるようになるには時間が必要だった。
「もう少し早めに復帰ができて、数大会に出場できたらと願っていた。でも、日常生活でどれほど親指が必要なのかを認識していなかった。フォアハンドが打てるようになったのが最後の最後だった。まだ硬さがあり、それはあと1年か1年半かかかるだろうと言われた。でも今は何とかプレーもできている」
今大会の初戦では、世界ランク66位の
M・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。
「コートにはうれしい気持ちで向かい、試合を楽しむ。今の自分は何も期待されていない。それはいいこと。ランキング的にも勝者候補でもないから、コートへ行ってプレッシャーもなく戦えるし、笑顔でいられる。もし勝てたら驚き。もし負けても、またコートに戻っている。試合ができている。だから全く困惑させるものではない」
「
錦織圭 出場予定 男子テニスATPツアー500 ワシントンD.C.」
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