女子テニスのドバイ・デューティフリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、プレミア)は19日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
大坂なおみが世界ランク67位のK・ムラデノヴィックに3-6, 3-6のストレートで敗れ、初戦で姿を消す波乱が起きた。
>>ドバイ対戦表<<上位8シードは1回戦免除のため、この日が初戦だった大坂はダブルフォルトを5本犯すなど試合を通してミスを連発。セカンドサービスのポイント獲得率は19パーセントと精彩を欠いて7度のブレークを許すと、最後はムラデノヴィックにダウン・ザ・ラインを決められて1時間6分でストレート負けを喫した。
女子プロテニス協会のWTA公式サイトには「落胆。それは控えめな言い方。ある意味、悲惨だった」と大坂のコメントが掲載されている。
21歳の大坂は今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で四大大会2勝目をあげ、世界ランク1位へ上り詰めていた。
「最近はあまり練習をすることができていなかった。練習でリズムがなかった。なんとか試合中にいいプレーへ変えられた時もあった。練習がうまくいかなかったというのは、リズムのこと。よく分からないけど、練習が十分ではないように感じている」
「全豪オープンから、まだ1カ月も経っていない。まだ1試合しかしていない。例えこれから勝てなかったとしても、心配しているとは言わない。自分はまだとても若い。まだまだ学ぶことがたくさんあると感じている。悪いプレーで負けたあとに、いいプレーができていると思う。次の大会を楽しみにしているだけ」
「もちろん、負けることが楽しいと思う人は誰もいない。でも、負けた時は勝った時よりも学ぶことができると教えられてきた。それは本当に正しいと思えるから、それを大切なことだと思うようにしている」
大坂は、サーシャ・バイン氏とのコーチ関係を解消して今大会に新体制で臨んでいた。
一方、大坂を破る大金星をあげたムラデノヴィック、3回戦で世界ランク26位の
C・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。スアレス・ナバロは2回戦で同39位の
ザン・シュアイ(中国)をストレートで下しての勝ち上がり。
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