女子テニスで世界ランク116位の
E・ブシャール(カナダ)は25日にツイッターを更新し、2015年から続いていた全米テニス協会のUSTAとの裁判が終わりを迎え、勝訴したことを報告した。
当時世界ランク25位だったブシャールは2015年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)女子シングルス4回戦に進出したものの、ロッカールーム内にあるタイル張りのマッサージルームで転倒。その衝撃から脳震盪を起こし、頭に怪我を負った。
全米オープンのその後の試合だけでなく、東レ・パンパシフィック・オープン(東京/有明 コロシアム、ハード、プレミア)も欠場、チャイナ・オープン(中国/北京、ハード、プレミア・マンダトリー)で復帰するも1回戦の途中で目眩を感じ、途中棄権を余儀なくされていた。
その後ブシャールは、激しい痛みだけでなく、その後の試合や大会の欠場を強いられたことから、経済的な損失も受けたとして、ニューヨークのブルックリンにある連邦地方裁判所に損害賠償を求める訴えを起こした。
「2年半が経ち、私のUSTAに対する裁判はついに決着がついた。陪審員はUSTAの過失と私の事故の責任を認めた。評決の後に、USTAと私は和解契約に至った。とても長いプロセスだった。嬉しいし、ホッとしたし、潔白を証明できた。裁判所と陪審員の方々に感謝したい。モレッリ弁護士事務所のベン、ペリー、デビッド、そしてアダムの素晴らしいチームに感謝したい。彼らはとてつもなく一生懸命働いてくれて、この苦難の全てのステップを抜けるおにんとてもサポートしてくれた。そして最後に、この試練の間に愛とサポートをくれた家族や友人、ファンに感謝したい」
2014年に世界ランク5位を記録したブシャールは「被告であるUSTAの不注意で怠慢で理不尽な軽率さが起因している」と主張。協会が床を修理し綺麗な状態に保つことを怠ったことから転倒してしまったとして、ロッカールームを「安全で適した状態」に維持していなかったと主張していた。
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