テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は23日、男子シングルス4回戦が行われ、第9シードの
R・ナダル(スペイン)が第6シードの
G・モンフィス(フランス)を6-3, 6-3, 4-6, 6-4で下し、2年ぶり9度目のベスト8進出を果たした。
>>全豪OP 対戦表<<第1セット、序盤から長いストロークが続く展開となるも、ナダルが第2ゲームで先にブレークに成功。その後もリードを守ってこのセットを先取する。
第2セットもナダルが第1ゲームでいきなりブレークし3ゲームを連取。第6ゲームでブレークバックを許すも、コースを突くサービスと粘り強いストロークで、ポイント先行しベスト8進出に王手をかける。
続く第3セットを落としたが、第4セットではナダルが、2度のブレークに成功して勝利した。
準々決勝では、第3シードの
M・ラオニッチ(カナダ)と対戦する。両者は今回が9度目の対戦で、ナダルの6勝2敗。直近は今年のブリスベン国際(オーストラリア/ ブリスベン、ハード、ATP250)準々決勝で、この時はナダルが敗れている。
今大会、ナダルは1回戦で
F・マイヤー(ドイツ)、2回戦で
M・バグダティス(キプロス)にストレートにストレート勝ち。3回戦で第24シードの
A・ズベレフ(ドイツ)をフルセットの末に下して4回戦まで駒を進めた。過去の全豪オープンでは2009年に
R・フェデラー(スイス)を下して優勝、2012・2014年には決勝進出を果たした。昨年は
F・ベルダスコ(スペイン)に敗れて初の1回戦負けを喫した。
昨年は、8月のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジャネイロ、ハード)ダブルスで金メダルを獲得するなど活躍を見せたが、左手首の怪我を理由に10月でシーズンを終了。オフには、元世界ランク1位の
C・モヤ(スペイン)をチームに招き入れ、1月のブリスベン国際で復帰した。
一方、敗れたモンフィスは全豪オープン2年連続2度目の準々決勝進出とはならなかった。


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