女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は15日にダブルス1回戦が行われ、
青山修子(日本)/
奈良くるみ(日本)組は第2シードの
R・コップス=ジョーンズ(アメリカ)/
A・スピアズ(アメリカ)組に1-6, 3-6のストレートで敗れ、ベスト8進出とはならなかった。
1番コートで行われたこの試合、会場は満員で立ち見も出るほどだった。
青山修子/ 奈良くるみ組は2度のブレークに成功するも、コップス=ジョーンズ/ スピアズ組から6度のブレークを許し1時間7分で敗れた。
試合後の会見で青山修子と奈良くるみは以下の質問について答えている。
・タフな対戦相手でしたが、二人(青山修子と奈良くるみ)のコンビネーションはどうだったか
青山修子「ファーストセット最初の2ゲームでチャンスがあったのですが、相手のプレーが良く、そこで勢いに乗れたらと思っていたのですがスピードがあり、自分のペースではなく、ついていくのが精一杯でした。もう少しバリエーションを増やして相手のミスを誘えればよかった。」
奈良くるみ「USオープンよりは上手く出来た部分がありました。序盤からついていけば流れが変わっていたかもしれない。私がまだまだダブルスの動きが出来ていなくて、もう少し青山さんのボレーを引き出せるストロークを作っていきたかったですが相手の早い展開の前に出来なかった。」
・全米オープンよりどこが良くなっているか、第2セットどこを改善したか
青山修子「USオープンの時は自分が前で動いていかなければ行かないと思いすぎて、いいプレーが出来なかった。今回はしっかり自分たちでやる事を決めてポジションを取っていくことができたので良くなってきた。」
「第2セットは相手のリターンの特徴をお互いに意識できて狙うところを決めていた。第1セットよりフォーメーションを多くして、相手のリターンの質を下げることが出来た。」
奈良くるみ「ダブルスの試合数をこなせていないのでUSオープンでは自分がプレーしていても居心地が悪かったが、今日はその時よりやる事が明確になっていた。リターンに関してはシングルスもそうですけどサーブで相手を押せない分、『その次のボールで』という組み立てを考えています。シングルスよりダブルスの方が先のことを読まないといけないということが勉強になりました。」
・ペアの役割として明確になった部分とは
青山修子「前にいる時はなるべく早めにポーチに出る。サービスゲームでは奈良選手にストロークをお願いするより、奈良選手も前に出て動きを見せるということを意識しました。」
奈良くるみ「リターンやストロークで組み立てをするというのが私の役目だと思う。だけどまだまだリターンのバリエーションが少なかったと思いました。」と答えた。
また奈良くるみはシングルス本戦出場が決まっており、対戦相手となる第8シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)について「ものすごくフォアハンドがカッコいい選手で、参考にしていて映像もよく見ているので、対戦がすごい楽しみです。自分がフォアハンドをマネしているくらいなので似ているところはでてくると思いますけど、自分の方が中に入る機会を多く作っていけば良い展開になると思います。」と対戦について意気込んでいた。
奈良くるみとスアレス・ナバロのシングルス1回戦は16日、センターコート3試合目に行われる予定となっている。
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