女子テニスツアーの東レ・パンパシフィック・オープン(日本/東京、ハード)は13日、15日から始まる本戦シングルスの公開抽選ドローが行われ、主催者推薦で出場する
クルム伊達公子(日本)は元世界1位の
V・アザレンカ(ベラルーシ)と初戦で顔を合わせることになった。
公開抽選ドローは有明コロシアム東口ロビーで行われ、トーナメントディレクターの宮本憲太郎、WTAスーパーバイザーのジュリア・オルランディが立ち会いのもと、世界ランク12位で第5シードの
S・エラーニ(イタリア)、同13位で第6シードの
D・チブルコワ(スロバキア)が参加し、上位シード陣の他は会場に集まった一般来場者が抽選番号を引き、本戦ドローが決定した。
本戦出場選手は予選勝者の4名を含む28名で、上位4シードは2回戦からの登場となり、トップハーフに第1シードの
A・ケルバー(ドイツ)と第3シードの
A・イバノビッチ(セルビア)、ボトムハーフに第2シードの
C・ウォズニアキ(デンマーク)、第4シードの
J・ヤンコビッチ(セルビア)となっている。
また、今年ツアー初優勝を挙げて本戦ストレートインの
奈良くるみ(日本)は第8シードの
C・スアレス・ナバロ(スペイン)との対戦が決まった。
クルム伊達は初戦のアザレンカに勝利すると2回戦で第3シードのイバノビッチと対戦する。
クルム伊達と全豪オープンを2度制しているアザレンカの対戦が決まると会場はどよめき、エラーニは対戦相手が予選勝者に決まると、その抽選を引いた一般来場者に笑顔を返す一幕もあった。
ドローが決定後のインタビューでエラーニは、「良いドローだと思います。本当にいつも日本に戻ってくるのを楽しみにしています。とても暖かいファンの声援に出迎えられ、本当に楽しみです。」とコメント。
一方のチブルコワは、「ダブルスに出場するのも楽しみにしています。全ての試合のドローを見て、大変なタフマッチになると思います。いつもここに来るのを楽しみにしています。」と語った。
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