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ナダルに抜かれたフェレールが地元若手に苦戦<W&Sマスターズ>

男子テニスツアーのW&Sマスターズ(アメリカ/シンシナティ、ハード)は13日、シングルス2回戦が行われ、第3シードのD・フェレール(スペイン)が主催者推薦出場で地元期待の若手R・ハリソン(アメリカ)を7-6 (7-5), 3-6, 6-4のフルセットで破り、3回戦進出を決めた。今大会は上位シード8選手が1回戦を免除されているため、フェレールはこの日の2回戦が初戦だった。

先週行われたロジャーズ・カップ男子で初戦敗退という結果に終わり、最新の世界ランクで3位の座をR・ナダル(スペイン)に明け渡した同4位のフェレールは、この日も苦戦を強いられた。

試合を通してフェレールは同102位のハリソンに対して、10度のブレークチャンスを握られ、3度のブレークを許した。しかし、フェレールはそれを上回る19度のブレークチャンスから3度のブレークに成功し、2時間42分で3回戦に駒を進めた。

この試合、ハリソンは12本ものダブルフォルトを犯してしまった。

世界ランク3位だったフェレールは、先週行われたロジャーズ・カップ男子の初戦であった2回戦で予選勝者のA・ボゴモロフJR(ロシア)に2-6, 4-6のストレートで敗れる波乱に見舞われた。

また、同大会でナダルは準決勝で世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)にストレートで勝利し、決勝では地元優勝がかかっていたM・ラオニチ(カナダ)に6-2, 6-2で圧勝、今季8度目のタイトルを獲得していた。

その結果から今週発表された最新の世界ランクでフェレールは3位から4位に後退し、ナダルは4位から3位に上昇させた。

フェレールは3回戦で、元世界4位のJ・ブレイク(アメリカ)と予選から勝ち上がったD・ツルスノフ(ロシア)の勝者と対戦する。

この日行われた試合結果は以下の通り。
【2回戦】
G・ディミトロフ(ブルガリア) vs. ●B・ベイカー(アメリカ), 6-3, 6-2
○D・フェレール(3) vs. ●R・ハリソン, 7-6, 3-6, 6-4
R・シュティエパネック(チェコ共和国) vs. ○J・ベネトー(フランス), 2-6, 7-5, 6-7
R・フェデラー(スイス)(5) vs. ●P・コールシュライバー(ドイツ), 6-3, 7-6

【1回戦】
T・ハース(ドイツ)(11) vs. ●K・アンダーソン(南アフリカ), 6-4, 6-4
T・ロブレド(スペイン) vs. ●T・ベルッチ(ブラジル), 6-7, 7-6, 6-2
B・ペール(フランス) vs. ○N・ダビデンコ(ロシア), 6-7, 3-6
錦織圭(日本)(10) vs. ○F・ロペス(スペイン), 4-6, 6-7
P・アンドゥハル(スペイン) vs. ○B・ベッカー(ドイツ), 1-6, 4-6
F・マイヤー(ドイツ) vs. ○J・アイズナー(アメリカ), 3-6, 4-6
E・ロジェ=ヴァセラン(フランス) vs. ○J・ニエミネン(フィンランド), 3-6, 4-6
S・ワウリンカ(スイス)(9) vs. ●A・セッピ(イタリア), 6-3, 6-4
E・ガルビス(ラトビア) vs. ○M・ヨージニ(ロシア), 5-7, 3-6
G・シモン(フランス)(15) vs. ○V・ポスピシル(カナダ), 3-6, 1-1 (途中棄権)
○M・ラオニチ(12) vs. ●J・ソック(アメリカ), 3-6, 6-4, 6-3

《W&Sマスターズ 対戦表》


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(2013年8月14日11時23分)

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