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男子テニスツアーのタイ・オープン(タイ/バンコク、賞金総額55万1000ドル、インドアハード)は日曜日に決勝戦を行い、第2シードのR・ガスケ(フランス)が第4シードのG・シモン(フランス)を6-2, 6-1のスコアで一蹴し、同胞対決を制して見事な優勝を飾った。ガスケは優勝賞金9万9465ドルを獲得した。
世界ランキング14位のガスケは、今大会の2009年の覇者シモンに圧勝し、68分で試合を締めくくった。ガスケはATPツアー7勝目を決めた。
右膝の故障から復帰しての出場だったシモンは、両セットともに先にブレークして先攻するが、その好調を維持することができず、ガスケに圧倒されてしまった。
対するガスケは得意とする正確なストロークで優位に立った。
第2セットのゲームカウント1-5、シモンは2本のマッチポイントをしのいで意地をみせるが、最後はガスケが得意とするシングルバックハンドをクロスに決め、決勝戦に終止符を打った。
試合後、ガスケは「同胞の選手であり、友人であるプレーヤーとの対戦だった。だから奇妙な感じがしたけど、優勝は優勝。今週は厳しい試合をいくつか乗り越えなければならなかったから、優勝できてとてもうれしく思う。」と、1週間を振り返っていた。
「大会の関係者の皆さんはとても親切で、観客の皆さんもとても好意的だった。G・ディミトロフ(ブルガリア)戦はとても遅い試合となったけど、皆さん会場に残ってくれて、私のことを応援してくれた。だから、来年もこの大会に参加しタイトルを防衛したいと思う。」
ガスケは2回戦のディミトロフ戦で5-7, 7-5, 6-4の逆転勝ちを収めていた。
一方、惨敗を喫したシモンは「昨日のJ・ティプサレビッチ(セルビア)戦は、ベストなテニスができた試合の1つだった。けど、今日は全く自分のプレーができなかった。」と、肩を落としていた。
同日にはダブルス決勝も行われ、ノーシードから勝ち上がっていたルー・イェンスン(台湾)/D・ウドムチョク(タイ)組が第4シードのE・バトラック(アメリカ)/P・ハンリー(オーストラリア)を6-3, 6-4のストレートで下し、優勝を飾っている。優勝チームは賞金3万220ドルを獲得した。
ウドムチョクは地元選手として唯一決勝に残っており、タイ人として面目躍如たる優勝だった。
(翻訳/森田系太郎)
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