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女子テニスツアーのハンソル韓国オープン(韓国/ソウル、賞金総額２２万ドル、ハード)は１９日、シングルス１回戦残り４試合と２回戦２試合などが行われ、第２シードのＭ・キリレンコ（ロシア）に不運が襲った。主催者推薦のＳ・リー（韓国）との試合に登場したキリレンコだったが、ゲームカウント１－１としたところで腰の怪我のために途中棄権を申し入れて、大会から姿を消した。

キリレンコはこの日、試合前のウォーミングアップの時に腰を負傷。不安を抱えながらも試合に臨んだキリレンコだったが、試合開始早々に痛みが悪化し、試合続行が不可能と判断し棄権を申し入れた。１８歳で世界ランク４６８位のリーは自身初のＷＴＡ大会本戦で思わぬ形で勝利が転がり込んだ。

そのリーは２回戦で、Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン）を7-6 (10-8), 6-3で倒したＴ・パスゼック（オーストリア）と顔を合わせる。

一方、この日行われたダブルスの１回戦にはＣ・チュアン（台湾）と組んだクルム伊達公子（日本）が登場したが、前年のダブルス・チャンピオンで第３シードのＮ・グランディン（南アフリカ）/ Ｖ・ウリロバの前に2-6, 1-6で敗れ、ベスト８進出とはいかなかった。

この日行われた試合結果は以下の通り。

【１回戦】
Ｓ・リー ○-× Ｍ・キリレンコ (2), 1-1, (途中棄権)
Ｎ・ペトロワ（ロシア） (4) ○-× Ｌ・ドミンゲス=リノ（スペイン）, 6-2, 6-4
ＭＪ・マルチネス=サンチェス（スペイン） ○-× Ｅ・ダニリドー（ギリシア）, 6-2, 6-3
Ｔ・パスゼック ○-× Ｃ・スアレス・ナバロ, 7-6 (10-8), 6-3

【２回戦】
Ｋ・カネピ（エストニア） (3) ○-× Ｇ・ウォスコボエワ（カザフスタン）, 6-2, 6-2
Ｋ・ベルテンス（オランダ） ○-× Ｓ・ソレル=エスピノーサ（スペイン）, 1-6, 7-6 (7-3), 6-2

今大会の優勝賞金はシングルス３万７０００ドル、ダブルス１万７２６２ドル。

(翻訳/弓削忠則)