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女子テニスツアーのソニーエリクソン・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、賞金総額22万ドル、クレー)は日曜日に決勝戦を行い、ノーシードから勝ち上がったP・エルコグ(スロベニア)が同じくノーシードのM・ヨハンソン(フランス)を0-6, 6-4, 7-5の大逆転で振り切り、見事、今大会2連覇を飾った。エルコグは優勝賞金3万7000ドルを獲得した。
決勝戦の第1セット、エルコグは凡ミスを重ね、1ゲームも奪えないままこのセットを落としてしまう。
このままヨハンソンの圧勝かと思われたが、第2セットに入るとヨハンソンのプレーは一転、鋭いショットが突き刺さるようになり、そのまま同セットを6-4で取り返す。
ファイナルセットでは第2セットの勢いを維持したエルコグが5-1と大きくリードし、優勝に王手をかける。
だが優勝を目の前にして緊張してしまったエルコグは、4ゲームを立て続けに落とすと、5-5まで追いつかれてしまう。
しかしエルコグは再び集中度を高め、第11ゲームのヨハンソンのサービスをブレークすると、第12ゲームではしっかりサービスゲームを締め、トロフィーを射止めた。
試合後、エルコグは「決勝戦では誰もが勝ちたいと思うので、普段より緊張するものです。最後の2ゲームで何とか落ち着きを取り戻せて本当によかったです」と安堵の表情を浮かべた。
「今日は激戦でした。浮き沈みの波が激しかったですが、勝ててとても嬉しく思っています。2連覇できたなんて信じられません。この大会は私に味方をしてくれているようです。」
一方、敗れたヨハンソンは「第1セットは調子が良く、いいプレーが出来ていました。ですが第2セットに入ると私のミスが増えた一方で彼女のボールはどんどん重く、深くなっていきました。試合の終盤では第1セットのようなプレーが再び出来るようになっていましたが、最後は押し切られてしまいました。勝てるチャンスがありました」と肩を落とした。
「ですが今週は、よい思い出をつくることができました。会場の雰囲気もよく、皆さん、とても親切でした。来年も戻って来たいと思います。」
これでエルコグの決勝戦での戦績は2勝2敗となった。決勝戦は4大会ともにクレーのこと。一方のヨハンソンはこれで決勝戦での戦績を0勝2敗とした。
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