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女子テニスツアーのソニーエリクソン・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、賞金総額22万ドル、クレー)は土曜日に準決勝を行い、P・エルコグ(スロベニア)が第7シードのM・バーテル(ドイツ)を6-1, 6-3のスコアで一蹴し、決勝進出を決めた。試合時間はきっかり1時間だった。
昨年の今大会でWTAツアー初優勝を飾っているエルコグは、今大会に入る前の2カ月半、4大会連続で1回戦負けするなど勝利に恵まれず、また腰の故障などもあって不調に陥っていた。このため36位だった世界ランキングは現在、86位まで落ちている。
したがって今週はノーシードでの大会出場となっているエルコグだが、見事に連敗から脱し、2回戦では第2シードのJ・ジョルジュ(ドイツ)を下しての準決勝だった。
準決勝のエルコグは第1セットを6-1で先取するものの、第2セットの序盤でバーテルにブレークを許してしまう。
しかしブレークバックに成功したエルコグは、続けてバーテルのサービスブレークに成功、リードを生かしてそのまま試合に終止符を打った。
風が舞う中での試合を制したエルコグは、試合後「彼女(バーテル)はリズムのある選手で、両サイドからフラットのボールを打ってきます。ですので彼女のリズムを崩し、毎ポイントに集中するよう心がけました。風が強くて難しいコート状況でしたが、一生懸命プレーしたのが成功しました。勝つたびに自信が増しているのでとてもうれしく思っています」と話した。
「決勝に進めて驚いています。2年連続の決勝進出ということで、いつもこの大会では良い成績を残すことが出来ています。もう故郷のような感じですね。だからよいテニスができるのだと思います。気持ち良くプレーができると結果も伴ってくるようです。」
「故障から復帰して短期間でここまで戻ることができて驚いています。コートに戻れて自分のテニスができることが何より嬉しいです。」
勝ったエルコグは決勝でM・ヨハンソン(フランス)と対戦する。ヨハンソンは準決勝で地元期待のJ・ラーソン(スウェーデン)を6-4, 6-4で下しての勝ち上がり。試合時間は1時間50分だった。
ヨハンソンは両セットの最初のゲームでラーソンのサービスをブレーク、そのまま勢いに乗った。
敗退後、昨年準優勝のラーソンは「コートの状態は最高ですが、風が吹いているときは厳しい状況になります。フォアハンドは改善中でよくなっていますが、最後はいつもバックハンドが私を救ってくれます。今大会のコートサーフェスは私にぴったりです。ですので優勝するならこの大会しかありません。決勝進出を狙っていたので、今はとてもがっかりしています」と述べている。
実はスウェーデン生まれのヨハンソンは、準決勝の勝利後、観客に向かってスウェーデン語で話しかけた。「皆さん、私がスウェーデン語を話せるとわかったので応援してくれますよね!今大会では楽しい時間を過ごしています。スウェーデンでの大会出場は初めてのことで、みなさんに私がスウェーデンと関わりがあることを知ってもらえれば、と思います。」
エルコグはWTAツアーで3度の決勝進出経験があり、戦績を1勝2敗としている。一方のヨハンソンは0勝1敗であり、今大会では初優勝をねらう。
両者は過去に1度だけ対戦があり、そのときはヨハンソンが勝っている。クレーコートでの対戦だったが4年前のことで、ITFのトーナメントでのことだった。
決勝についてエルコグは「彼女(ヨハンソン)は非常によいテニスをする選手で経験も豊富です。両サイドから強烈なショットを繰り出してきます。ですのでいつもより集中し、足を動かしてどんなショットでも返し、自信をもって臨みたいと思います。決勝戦を楽しみにしています。多くの方に来てもらえれば幸いです。ベストのテニスを再び披露できれば、と思っています」と展望を語っている。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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