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女子テニスツアーのブダペスト・グランプリ(ルーマニア/ブタペスト、賞金総額22万ドル、クレー)は金曜日に準決勝を行い、ノーシードから勝ち上がったE・ヴェスニナ(ロシア)が第5シードのM・イラコビッチ(ニュージーランド)を6-2, 6-4のストレートで下し、見事、決勝進出を決めた。
ヴェスニナは今大会絶好調で、シード選手を3人倒しており、また1セットも落としていない。
世界ランク78位のヴェスニナは試合後、「これまでの対戦では彼女(イラコビッチ)はもっと攻撃的なプレーをしていました。しかし今日はミス待ちのテニスで、スピンを使って私を動かす作戦に出ていました。少し驚きましたが、何とか勝つことができました」と話した。
ヴェスニナは第1セットを6-2で奪うと、第2セットは5-4からブレークに成功、そのまま試合に終止符を打った。
ヴェスニナは「第2セットではラリーが多くなり、各ゲームも長くなりました。また川から来る風のせいか、バウンドが変わるなど集中力を幾分失ってしまいました。ですが何とか気持ちを持ち直して試合を締めることができました」と振り返っていた。
勝ったヴェスニナは決勝で第1シードのS・エラーニ(イタリア)と対戦する。エラーニは準決勝でA・タチシュビリ(グルジア)に6-2, 6-1で圧勝しての勝ち上がり。
エラーニは大会が進むにつれて調子を上げてきている一方で、タチシュビリはA・ウズニアッキ(カナダ)と3セットを戦ってから1日も経たない中での準決勝で疲労困憊の様子をみせていた。エラーニはタチシュビリを左右に振り、試合の主導権を握った。
試合後、エラーニは「スコアほどには簡単な試合ではありませんでした。彼女(タチシュビリ)はいいプレーをしていました。しかし昨日の試合で少し疲れていたようです。ですのでベースライン上で彼女を振り回し、試合を長引かせるようにしました」と作戦を明かした。
ヴェスニナとエラーニは共に10年前にプロになっているが、対戦は今回が初めてとなる。ヴェスニナは決勝について「彼女(エラーニ)は好調ですし、クレーを得意としています。決勝戦を楽しみにしています。簡単ではないとは思いますが、ベストを尽くし、優勝したいと思います」と話している。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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