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テニスのグランドスラムであるUSオープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会4日目の1日、男子シングルス2回戦16試合が行われ、ナイトセッションでは第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)がC・ベルロク(アルゼンチン)に6-0, 6-0, 6-2で圧勝、3回戦に進出した。
「良いテニスでした。勝つためのプレーです。」とジョコビッチ。「その一方で、僕達は観客とつながろうとしました。多くのエンターテイメントがありました。長いラリーになったポイントや、股抜きショットなどです。本当に良い第3セットでした。」
対戦相手となった世界ランク74位のベルロクにとっては悪夢だったかも知れないが、ジョコビッチは試合開始から14ゲームを連取、1987年のI・レンドル(アメリカ)以来となる今大会でのトリプル・ベーグルの達成も目前と思われた。
しかし第3セット第3ゲーム、ジョコビッチのサービスゲームでベルロクが2本のブレークチャンスを迎えると、2本目のチャンスでランニング・バックハンドでウィナーを決め、ようやく1ゲームを奪取する。
この日のセンターコートでは一方的な試合が続いており、勝者が72ゲームを獲得したのに対し、敗者の奪ったゲームは14ゲームにとどまった。
「ある観客が出口で言っていたんだ。“100ドルも払ったのに、1時間30分しかコートにいないじゃないか。他に何かくれ。ラケットでも何でもくれよ。”ってね。」とジョコビッチはコメントしている。
しかし、この試合に関しては誰からも文句がないくらいの観客もエンジョイできる内容だった。第3セット第2ゲームでは、ジョコビッチとベルロクがボレーの応酬をみせた。このポイントはジョコビッチが勝ち取りブレークに成功すると、観客とハイタッチを交わした。
その前には、第2セット第6ゲームではベルロクが股抜きショットに挑戦、ボールは残念ながらネット下段に突き刺さったが、そのチャレンジに対し観客は歓声をおくった。
「ベストを尽くすしか出来ませんでした。」とベルロク。「彼は他の惑星からやってきた選手です。だから、自分は自分の限界に挑戦するだけでした。」
1回戦では対戦相手が途中棄権したこともあり、この2試合で3ゲームしか落としていないジョコビッチは、3回戦でN・ダビデンコ(ロシア)と対戦する。今回はノーシードとなっているダビデンコは、P・スタラーチェ(イタリア)を6-2, 6-4, 7-5のストレートで下し、3回戦に進出している。
この他の試合の結果は以下の通り。
R・フェデラー(スイス) (3) ○-× D・セラ(イスラエル), 6-3, 6-2, 6-2
J・C・フェレーロ(スペイン) ○-× G・モンフィス(フランス) (7), 7-6 (7-5), 5-7, 6-7 (5-7), 6-4, 6-4
M・フィッシュ(アメリカ) (8) ○-× M・ジャジリ, 6-2, 6-2, 6-4
T・ベルディフ(チェコ共和国) (9) ○-× F・フォニュイーニ(イタリア), 7-5, 6-0, 6-0
JW・ツォンガ(フランス) (11) ○-× S・ブブカ, 6-3, 7-5, 6-2
I・カルロビッチ(クロアチア) ○-× R・ガスケ(フランス) (13), 6-4, 6-2, 2-6, 7-6 (7-4)
F・ベルダスコ(スペイン) (19) ○-× M・イルハン(トルコ), 6-4, 6-3, 6-1
J・ティプサレビッチ(セルビア) (20) ○-× P・ペッツシュナー(ドイツ), 6-0, 6-3, 3-6, 6-3
A・ドルゴポロフ(ウクライナ) (22) ○-× F・チポッラ(イタリア), 6-0, 7-5, 2-6, 5-7, 6-4
J・モナコ(アルゼンチン) ○-× R・シュティエパネック(チェコ共和国) (23), 6-4, 6-1, 2-0, 途中棄権
M・チリッチ(クロアチア) (27) ○-× B・トミック(オーストラリア), 6-1, 6-0, 6-2
K・アンダーソン(南アフリカ) ○-× M・ロドラ(フランス) (29), 6-1, 6-2, 6-2
M・グラノジェルス(スペイン) (31) ○-× M・ククシュキン(カザフスタン), 7-5, 6-3, 6-4
T・ハース(ドイツ) ○-× A・ファリャ(コロンビア), 7-6 (7-5), 6-1, 7-5
今大会の優勝賞金は180万ドル。
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